【連載】告白的男優論

【連載】告白的男優論

ライターの相田冬二が、俳優の奥底にある魅力に独自の視点で迫る連載。

【告白的男優論】
▶︎#1:佐藤健論──雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう(『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』)

▶︎#2:成田凌論──底辺に怯えと震えが潜んでいる。だから成田凌は愛らしい。(『くれなずめ』)

▶︎#3:菅田将暉論──真空の孤独を生きる。菅田将暉の独自性は呼吸法にあり。(『キャラクター』)

▶︎#4:豊川悦司論──卑小な人間を形にしてこそ役者。豊川悦司は平然と、すべてを肯定する。(『いとみち』)

▶︎#5:山﨑賢人論──エレガンスとフレグランス。山﨑賢人の気品と薫りが、不可能を可能にする。(『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』)

▶︎#6:星野源論──サウンドとしての芝居。星野源的バックグラウンド表現を考える。(『罪の声』)

▶︎#7:池松壮亮論──渦の中の静止。池松壮亮の演技が私たちをつかまえる理由。(『アジアの天使』)

▶︎#8:神木隆之介論──夏休みの諦念。神木隆之介の声が語りかける、大切な場所。(『100日間生きたワニ』)

▶︎#9:柳楽優弥論──映画の子、柳楽優弥は、我ら沈黙の時代の爆心地だ。(『太陽の子』)

▶︎#10:三浦春馬論──三浦春馬の笑顔は、どうして脳裏に残るのか。(『太陽の子』)

▶︎#11:岡田将生論──クリーンで、いじわるで、あったかい。岡田将生は、もうひとつの自然現象だ。(『ドライブ・マイ・カー』)

▶︎#12:リリー・フランキー論──ほかの誰でもない私自身であるということ。リリー・フランキー、生まれたての普遍。(『その日、カレーライスができるまで』)

▶︎#13:東出昌大論──「異物」から「他者」へ。東出昌大、破格の存在感は、ついに近景と遠景の境界線を無効化した。(『草の響き』)

▶︎#14:井浦新論──その心許なさは、私たちの宝物。井浦新、揺らめく灯の轍。(『かそけきサンカヨウ』)

▶︎#15:西島秀俊論──西島秀俊は映画スタアなのだと宣言すべきときがようやく到来している。(劇場版『きのう何食べた?』)

▶︎#16:森山未來論──それを、映画的引力と呼びたい。森山未來との接近遭遇は、いつだってバンジージャンプだ。(『ボクたちはみんな大人になれなかった』)

▶︎#17:北村匠海論──まぶしいほどにリアル。日常と「その先」のスカイラインを、北村匠海はひとりで歩いている。(『明け方の若者たち』)

▶︎ #18:清水尋也論──海馬を震わせる。清水尋也の、今そこにある残像(『さがす』)

▶︎#19:窪塚愛流論──ブレスレス。息ぎれしたとき、息もできないほどの恋が始まる。窪塚愛流のために。(『麻希のいる世界』)

▶︎#20:坂口健太郎論──少年でもあり、老人でもある情緒。坂口健太郎は「その人だけの時間」を生きる。(『余命10年』)

▶︎#21:伊藤英明論──聖なる動と、堂々たる静。表も裏もない一枚岩としての迫真が、伊藤英明には漲っている。(『KAPPEI カッペイ』)

▶︎#22:アダム・ドライバー論──監督から、観客からどんなシュートが来ようとも鉄壁に守り切るアダム・ドライバーは、映画のゴールキーパーだ。(『アネット』)

▶︎#23:松坂桃李論──曲がりくねった路を通れば通るほど、その水は綺麗になる。(『流浪の月』)

▶︎#24:トム・クルーズ論──『7月4日に生まれて』という主演作を持つその俳優は、7月3日に還暦を迎える。(『トップガン マーヴェリック』)

▶︎#25:岩田剛典論──精霊のような冷ややかさと、動物的凝視。その優雅な融合が岩田剛典である。 (『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』)

▶︎#26:竹内涼真論──【ちからづよい】ではなく、【ちからつよい】。竹内涼真は、濁点のない空気清浄俳優だ。(『アキラとあきら』)

▶︎#27:福山雅治論──満ちて、欠けて、包み込む。福山雅治は、月の夜の白いあかり。(『沈黙のパレード』)

▶︎#28:横浜流星論──麝香、琥珀、松脂。横浜流星は、夕暮れを宵に引き寄せるマジックアワーの結晶だ。(『線は、僕を描く』)

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