松坂桃李論──曲がりくねった路を通れば通るほど、その水は綺麗になる。

告白的男優論#23 松坂桃李論

(c)2022「流浪の月」製作委員会
文=相田冬二 編集=森田真規


『2020年本屋大賞』のベストセラー小説を李相日が監督し、広瀬すずと共に松坂桃李が主演を務めた映画『流浪(るろう)の月』が公開中だ。 ライターの相田冬二は、映画俳優・松坂桃李の演技の真骨頂は、「私たちが安易に口にしてしまう【普通】という単語に、底知れぬ【多様性】を付与すること」にあるという。 さらに、『流浪の月』での演技は「彼の最高傑作かもしれない」と評する。俳優の奥底にある魅力に迫る連載「告白的男優論」の第23回、松坂桃李論をお届けする。 “水質”は変わらない かつて【綺麗な水】と形容したこ


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  • 映画『流浪の月』 (c)2022「流浪の月」製作委員会

    映画『流浪の月』

    2022年5月13日(金)全国ロードショー
    原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)
    監督・脚本:李相日
    撮影監督:ホン・ギョンピョ
    音楽:原摩利彦
    出演:広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明
    製作総指揮:宇野康秀
    配給:ギャガ
    (c)2022「流浪の月」製作委員会

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相田冬二

(あいだ・とうじ)ライター、ノベライザー、映画批評家。2020年4月30日、Zoomトークイベント『相田冬二、映画×俳優を語る。』をスタート。国内の稀有な演じ手を毎回ひとりずつ取り上げ、縦横無尽に語っている。ジャズ的な即興による言葉のセッションは6時間以上に及ぶことも。2020年10月、著作『舞台上..

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