柳楽優弥論──映画の子、柳楽優弥は、我ら沈黙の時代の爆心地だ。

2021年8月6日、“日本の原爆研究”を背景に3人の若者の姿を映し出した『映画 太陽の子』が封切られた。そこで原爆開発に挑む若き研究者を演じているのが柳楽優弥だ。 ライターの相田冬二は、柳楽優弥を「沈黙の申し子」だと評する。そして、『映画 太陽の子』での彼の演技は、「私たちが生きるしかない沈黙の時代を打ち破るエネルギーに満ちている」という──。 俳優の奥底にある魅力に迫る連載「告白的男優論」の第9回、柳楽優弥論をお届けする。 【関連】映画『ブレイブ -群青戦記-』に見る俳優・三浦春馬──その眼の表情こそオリ
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