2010年代のアメリカ映画のすべてがこの本に!グッチーズ独占コメントを入手

2020.3.5
us_move_book_jkt_main

グッチーズ・フリースクールによる2010年代アメリカ映画を味わい尽くすためのガイド本!

日本未公開映画を紹介するだけにとどまらず、好きが高じて実際に上映の企画・運営、配給までも個人で行っているインディペンデント精神あふれる団体「グッチーズ・フリースクール」。

これまで『アメリカン・スリープオーバー』(2010年)、『タイニー・ファニチャー』(2010年)、『キングス・オブ・サマー』(2013年)など、優れたアメリカ映画を配給してきたが、グッチーズ・フリースクールが独自の視点で2010年代のアメリカ映画を紐解いたムービーガイドブック『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』が2020年3月7日に発売される。

紹介作品も劇場公開作だけではなく、もちろん日本未公開作もあり、アニメーション作品、連続ドラマなども盛り込んだ、Netflixをはじめとした動画配信サービスが全盛の今の状況を踏まえた一冊になっている。

主宰者の降矢聡氏が『QJWeb』に寄稿している縁もあり、今回、本書に関わったグッチーズ・フリースクールのメンバーたちから『QJWeb』独占コメントを入手! 何かと外出しにくい昨今、この本を手に動画配信サービスで2010年代のアメリカ映画を堪能してみては。

ホットサンドを上手に作るコツは具材を少し多いかな?と思うくらい入れることだとネットで読んだ。ただしプレスしたときにはみ出すほど入れてはいけない。なぜならあふれてしまうからだ。本書では、ついついマーク・ウォールバーグ(彼はやたらと出てきた気がする)などが紙面からはみ出しかけたりもしましたが、具材多めでぎっしりおいしく焼き上がったと思います。
降矢 聡(編集部)

2010年代アメリカ映画の膨大さと掴みどころのなさに初めは日々呆然としていましたが、映画を宇宙の縁から眺めてみたり、 職場の服装から考えてみたり、大陸の横断模様を観察してみたり、自由な切り口でとにかく楽しく映画を語ることがこの本では大いに推奨されていたので、心が奮い立ちました。映画の本をつくっていたはずなのに、一見そうは見えない不思議な本ができ上がったように思います。書籍について調べようとすると、うまそうなホットサンドのレシピに行き着いてしまうところも好きです。
稲垣晴夏(編集部)

「2010年代アメリカ映画を振り返る」これほど大きなテーマに対し、無謀にも『ムービーマヨネーズ』と同じやり方で立ち向かった本書。フィルムアート社さんの強力なバックアップもあって、我ながら楽しく読み応えのある本になったと思います。読み終わったら、自分でもアメリカ映画について語りたくなるはず。なぜならまだまだ語られていない作品や俳優の魅力はたくさんあるから! そうして皆さまそれぞれのレシピでホットサンドに挑戦していただけたらうれしいです。おすすめは犯罪ページと戦争ページだ!(俺が書いてるから)
関澤 朗(編集部)

担当したティーン映画と職業映画では執筆に加えイラストも担当させていただき、オファーをいただいてから発売までの約10カ月間、常にこの書籍のことを考えていました。自由な映画の楽しみ方を発見していただくには、どこに着眼点を置いてどのような構成で紹介するのがベストか試行錯誤しました。特にティーン映画のパーティーシーンのページでは、紹介していないキャラクターも登場させているので、どの映画から参加してきたのか見つけながら楽しんでいただけるとうれしいです!
香川優子(編集部&イラスト担当)

ホットサンドのイラストを描いたことがある人がこの世に何人くらいいるかわかりませんが、描いてみて初めてその難しさに気づきました。普通のサンドイッチのようにごまかし(?)がきかないというか……。たぶんホットサンドの画像見た選手権では上位に食い込む自信があります。その甲斐があったと思いたい(泣)!
あんころもち(編集部&イラスト担当)

日頃デザイン依頼を受け持つとき、正直めんどくさいなと思ったものは最大限後回しにしたり、自らがめんどくさくない方法を積極的に提案し「ちょっとこのままではあまりよくならないと思う」と言って避けてきた。
今回はめんどくさいなと思っても、これはなんだか波乱になりそうだ(誌面が)と思っても、こういうページにしたいんだという依頼主の熱き思いを少しばかり素直に受け止めてみた。すると思いの外よいものができた。新たな技法も手に入れた。OSサガワ10.10.5から、OSサガワ10.15.3にアップデートされた気分だ。
佐川まりの(カバー/カラーページデザイン)


『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』

2020年3月7日発売 2,000 円(税別) フィルムアート社
編著:グッチーズ・フリースクール
執筆者:降矢聡、山崎まどか、篠儀直子、結城秀勇、鍵和田啓介、村山章、中西香南子、樋口泰人、真魚八重子、西田博至、長谷川町蔵、土田環、川口敦子、入江哲朗、ジャッキー・ゴルベール、松井宏、金原瑞人、岡村詩野、中川大地、吉川悠、三浦哲哉、鈴木透、aggiiiiiii、鈴木了二、 ケリー・ライヒャルト、ボー・バーナム、カイル・マーティン、クリストファー・ブローヴェルトほか

▼目次
■Chapter 01 ライフ/エンタメ/ヒストリー——テーマから見る 2010年代アメリカ映画
■Chapter 02 アメリカン・フィルムメイカーズ——2010年代の映画監督たち
■Chapter 03 シチュエーション/プロダクション——現代アメリカ映画のバックグラウンド ・アメリカン・コメディの現在
■Chapter 04 カルチャーズ&ムーヴィーズ——アメリカ文化とアメリカ映画
■Chapter 05 トーク・アバウト・ムービーズ——2010年代アメリカ映画について語ろう
■Chapter 06 ムービーズ・ディテール——より深くアメリカ映画を知るための雑学 ・2010年代アメリカ映画雑学集


『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』発売を記念して、各地で上映会やトークイベントが開催されます。
・3月6日(金):SPBS本店(東京都渋谷区)でトークイベント開催
・3月14日(土):REBEL BOOKS(群馬県高崎市)でトークイベント開催
・3月28日(土):本屋プラグ(和歌山県和歌山市)でトークイベント開催
・4月18日(土):渋谷某所で『市⺠ルース』上映会[ゲスト:宇多丸]
・4月19日(日):渋谷某所で『サポート・ザ・ガールズ』上映会[ゲスト:野村由芽(She is)、竹中万季(She is)]を予定

この記事の画像(全7枚)




この記事が掲載されているカテゴリ

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。