日向坂46の魅力炸裂!“オードリーイズム”を感じる一面も(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『しゃべくり007』

ゲストに日向坂46から加藤史帆、河田陽菜、佐々木久美、佐々木美玲、丹生明里。

それぞれの特技、売りを紹介。キャプテンの佐々木久美は「マニアックものまね」で、シェフが作った半熟オムライスから始まり、和田まんじゅう、GAG福井といった芸人のモノマネも。

「変顔の向こう側」をするという加藤だったが、キャプテンのほうが「向こう側」の変顔を見せ、そのキャプテンと組んで『エヴァンゲリオン』のシンジくん(加藤)とリツコ(佐々木久美)のモノマネで好評を得たと思えば、病んでいるときのシンジくんのモノマネではキャプテンにまたもお株を奪われ「私の特技が消えました……」と泣き顔に。

そのまま「涙のはっぱ隊」を披露する加藤。丹生は鉄板の「しりとりタルタルチキン」を剣道と一緒に披露したり、佐々木美玲は「手首ペチペチ」を披露する際、スタッフに音楽の打ち合わせをしていないのに「ミュージックスタート!」と言ってしまったり、河田がどうしても「老若男女」が言えなかったりとかわいらしい見所満載。

デビュー曲「キュン」のダンスを披露する際、「スターツ!」と言って始めるところにオードリーイズムを感じた。

『まんが未知』

原作担当に、今回初めて芸人以外から日向坂46の丹生明里。

アイドル界屈指のマンガ好きで「特に少年マンガが大好き」だそう。中でも『ドラゴンボール』の「ナメック星編からセル編くらいの特に超サイヤ人2の(孫)悟飯が好き」と具体的に語る。

バトルマンガや『約束のネバーランド』なども好きで、読者アンケートハガキも出したことがあるという。

彼女が書いてきた原作は「スパイスの効いた動物マンガ」。コマ割りの提案までびっしり。作画を担当する、ジャンプでも連載経験のある蔵人幸明も「素晴らしい!」と絶賛。

この番組を観ているといつも、原作担当の人のリクエストに応じて当たり前のようにすぐさまキャラクターデザインできてしまう、プロの漫画家のスゴさに感嘆してしまう。


『タモリ倶楽部』

カップ焼きそばの湯切りのやり方を競う「湯切り-1グランプリ」という、いかにも『タモリ倶楽部』らしい企画。

湯切りタイム(一般的な方法は平均1分3秒)、湯切りできたお湯の重さ(平均312g)、マヂカルラブリーが審査する味・麺の食感の総合点で競い、麺・カヤクの流出は減点となるルール。

出場者はそれぞれ「隠し箸切り」「不動返し」さらには広い幅から狭い幅に流れが変化すると流速が変わるベルヌーイの定理を利用した「ベルヌーイ切り」といった思い思いの方法で湯切りに挑戦。バカバカしいことに叡智を結集させている感じがとてもいい。

最後のチャレンジャーは「解説者」として参加していた工学院大学長の伊藤教授。連続の式・トリチェリの定理・慣性の法則を利用した「スリーセオリー切り」を披露。湯切り口の反対を大きく開け、容器を90度に傾ける。

結果、27秒で325gの湯切りに成功。飛び出たカヤクも1個のみで味や食感も「理想的」と判定。タモリ「こんな有意義な回になるとは思わなかった(笑)」。

明日観たい番組:『ガキの使いやあらへんで!』で「佐藤二朗の100のコト」など

『シンパイ賞!!』(テレ朝)「芸人たちの結婚式映像」。

『テレビ千鳥』(テレ朝)「一周だけバイキング!!」。

『有吉ぃぃeeeee!』(テレ東)『フォートナイト』。

『ガキの使いやあらへんで!』(日テレ)「佐藤二朗の100のコト」。

『関ジャム』(テレ朝)にLiSA。

『ボクらの時代』(フジ)佐藤健×Taka×大友啓史。

『おかべろ』(フジ)にロッチ。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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