日向坂46・齊藤京子とヒコロヒー、噛み合わない「え?」の応酬(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『キョコロヒー』

「私生活が垣間見えるスマホの写真を見せて」というスタッフからのリクエストに、「私はないです」とキッパリ言う齊藤京子。「えっ!?」と絶句するヒコロヒー。プライベートで写真を撮ることがない、結局仕事で使うやつだからと説明し「だから、申し訳ないです」と。ヒコロヒー「『申し訳ないです』……?」。

土田がラジオで、「ヒコロヒーが大変そう」と語っていたという話題になり、その労をねぎらう意味でも、番組で要望を叶えるとしたら「一番好きな男性芸能人に会いたいです」と言うヒコロヒー。「誰ですか?」と聞かれ「一番好み。一番理想」と答えるようとすると、「え?」と困惑する齊藤京子。その思わぬリアクションに「え?」とヒコロヒー。それに「え?」と返す齊藤京子。

この番組でもはや名物となった「え?」の応酬。齊藤京子は「千葉コノミさん?」とおそらく「一番好み」を聞き間違えていることが判明。ヒコロヒー「白線をバーって引いているところに、ショベルカーでバーって来るのやめて!(笑)」。

終始そんな頓珍漢な言動の齊藤京子だが、スタッフの検索履歴に「お金 ない」があることには目ざとく気づくのがおもしろい。ちなみにヒコロヒーが一番会いたいのは井上順。

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『有吉ぃぃeeeee!』

先週に引きつづき、ゲストにバカリズムらを迎えて『FIFA21』をプレイ。

先週の放送では、これまで勝てていた「セミプロ」相手に惨敗。そのため名波浩がバカリズムをFWに上げて有吉との2トップを提案すると「いいね、シュール2トップ」と有吉。さらに、助っ人・佐藤寿人が加わり3トップの布陣で挑むと、佐藤は助っ人らしく全得点に絡む大活躍で「セミプロ」に3-0で完勝。

つづく「プロ」との対戦では0-2で敗れ、左サイドバックをアンジャッシュ児嶋から錦鯉・長谷川に交代。坪井慶介がサッカー初心者の長谷川に、専門用語を使わず「左」「下」などと教えていく様子を見て「バイトでレジを教えてもらってる?」と笑う有吉。前半は危ない場面がありつつもお互い見せ場を作る好ゲーム。だが後半立ち上がりに先制され、さらに追加点を奪われる。

有吉が「目に見えて落ち込むよね」と苦笑するように、実際のサッカーをやっているような落ち込み方。しかし残り7分ほど、見事な形で「エース」有吉が1点を返す。いよいよ反撃という直後、あっさり3点目を入れられる。実際のサッカーでもありがちな展開で敗戦。

バカリズムは「負けちゃったんですけど、すっごい楽しい1日でした。ここ数年の中でも一番楽しかった。みんなでゲームして、おいしいもん食べて、チーム戦で『ああ、負けたぁー!』とかやってんのがなんかすごい青春でしたね」と、まさにこの番組をあらわすようなコメント。

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『ドッキリGP』

自分の悪口を言うスタッフに相方がキレ、熱くかばってくれる映像を見たら泣くのかを検証するドッキリにマヂカルラブリー。「野田は天才ぶってるだけじゃない?」などというスタッフに、村上が「あいつはそんなヤツじゃないんですよ」「僕の人生を救ってくれた恩人」「僕はあいつが世界で一番おもしろいと思ってる」「あいつがどれだけお笑いのこと考えてるか」「僕は野田と一生お笑いをやりたい」などと反論。

唇を噛み締めながらそのVTRを観ていた野田は「あんまりお笑い興味ないかなって思ってたけど、一番好きだね、コイツが」「コンビとして最高のバランス」と語る。「村上にこんなこと言わしてちゃダメだな。俺が足引っ張っちゃってる」とつづけると、それをモニタリングしていた村上が「そんなのことないですよ……」と逆に泣いてしまう。本当にいいコンビ。

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明日観たい番組:「及川光博がナポリタンを語る」など

『マツコの知らない世界』(TBS)「及川光博がナポリタンを語る」。

『バナナサンド』(TBS)「4人だけの爆笑キャンプ再び」。

『ロンドンハーツ』(テレ朝)「ジャンポケ太田を超えろ!第2の背中ジャンプを探せGP」。

『にゅーくりぃむ』(テレ朝)「尺ぴったりファーストテイク」。

『チマタの噺』(テレ東)に高橋克実。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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