タモリ、『徹子の部屋』8年ぶり出演。『いいとも』終了直後の夫婦旅行エピソードも明かす(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『徹子の部屋』

8年ぶりにタモリが年内最後の放送にゲスト出演。

「反省しない」話とか『いいとも』「テレフォン」×徹子の話、赤塚不二夫の思い出話、タクシー運転手へのなりすましの話、徹子にだけなつく愛猫・パトラ(4年前の1月3日か4日に亡くなったそう)の話など、定番の話がつづくがそれもまたいい。やっぱり年末の徹子×タモリは毎年観たい。

新鮮な話としては、『いいとも』終了後すぐ、奥さんとフランス、スペイン、ポルトガル、モロッコに旅行に行った話。特にモロッコがよかったそうで、映画『カサブランカ』に出てくるバーを再現した店がカサブランカにあったとか、早朝散歩するとカフェがすでに開いていてアルコールも出していたから朝8時ころへべれけになったとか、思い出話がつづく。

タモリが44年前(1977年)、番組に初出演したときの音声テープも公開。声が渋い。なんと、このとき担当したスタッフがまだ番組にいるそう。

徹子「打ち合わせをしたときには、非常に物静かでいらしたんですって、あなたが。だから本番になるときに大丈夫かな?って感じだったんだけど、本番になったら豹変してとても驚いたというふうに言ってました」。

『ヤギと大悟』

「おいおいおいおい、どうした?」という大悟の声で始まった謎の番組。カメラはずっとヤギを捉えている。ヤギが主役の番組。

ようやく大悟にカメラが向けられると「テレビモンゴル?」と自分の衣装をたとえ「雑草に困ってる人たちをヤギと助ける」という番組コンセプトに「昔話か!」とツッコミ。「エッジ効き過ぎやで」という番組にOKを出したとき「マネージャーも『これOKなんですか?』ってびっくりしてた」と笑う。

「ステキな名前のつけ方するか。お前と出会って最初に見つけたお花の名前をつけましょう」と言って、ヤギに「タンポポ」(途中から省略して「ポポ」と呼ばれ出す)と名づけるちょっとロマンチストな感じや、ポポにみかんを食べさせるときにすっと「農薬ついてない?」と確認する気遣い、大悟ファンの年配の女性が「いつ死んでも悔いがない」と言うと即座に「そんなこと言うやな」と返す思いやり、地元の人たちとの自然な接し方など、大悟がモテて愛されるのがよくわかるナチュラルなよさが存分に出ていた。とにかく人に対してもヤギに対しても距離感が絶妙で、根底に優しさがあふれている。

途中参加のゲストは、大悟と同学年の三宅健。年配の女性たちの集団に対して「ギャルたち」「マブいじゃん!」「みんなきれいだよー」と自然と口にするさすがのアイドルっぷり。大悟同様、力の抜けた感じが番組に合ってた。

寂しがり屋で放っておかれると「めぇ~」と鳴く姿や、すぐに眠そうになる姿、一発芸のように前足のヒジをつく姿勢(たぶん休んでいる)など、ポポの一挙手一投足もかわいらしくて癒やされる。

ポポが満腹になったらロケ終了というルール。次の場所に行こうとするも座り込み、今にも寝そうな表情になるポポ。大悟「わしも終わり方よくわからなかった。ヤギのお腹いっぱいになった瞬間なんてしゃべらんからわからんよって思ってたんやけど、これ誰が見たってお腹いっぱいだもん(笑)」。

この日の感想を聞かれ「わしは思った以上に楽しかったよ」と言う大悟は、眠そうなポポに「また会おうな」と声をかける。とても癒やされるし、大悟のよさもよく出ていて、季節ごとくらいに定期的にやってほしい、いい番組だった。


明日観たい番組:『アメトーーーーーーーーーーク!』(テレ朝)最長!5時間40分SP

『アメトーーーーーーーーーーク!』(テレ朝)最長!5時間40分SP「さんまvs売れっ子若手芸人」「運動神経悪い芸人」「アメトーーク大賞」。

『あちこちオードリー』(テレ東)に爆笑問題、パンサー向井。

『クイズ☆正解は一年後』(TBS)に有吉弘行、おぎやはぎ、FUJIWARA、ロンブー田村亮、くっきー!、レイザーラモンRG、バカリズム、庄司智春、麒麟・川島、さらば森田、マヂカルラブリー、ぺこぱ、生見愛瑠。

『解決!チョコプラ即興劇場』(日テレ)にシソンヌ、蛙亭、ヒコロヒー、ザ・マミィ。

『春日さん、やっておいたほうがいい人が束になってやってきたんです。』(日テレ)にスギちゃん、TAIGA、ティモンディ。

『倫敦ノ山本五十六』(NHK)主演・香取慎吾。

第33回フジテレビヤングシナリオ大賞『踊り場にて』(フジ)主演・瀧本美織。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。