『タモリ倶楽部』流の「命の授業」。育てたうなぎ食べる、食べないを問う(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


『バナナサンド』のゲストは東京03。設楽「悟志って『古新しい』」

『タモリ倶楽部』

「毎度おなじみ、最近流浪してないタモリ倶楽部でございます」というタモリの挨拶で始まった今回は、コロナもあり忘れ去られフェードアウトしたかと思っていた「うなぎ養殖」企画の完結編。

約500日育てたうなぎを食べられるか、食べられないかを問う『タモリ倶楽部』流の「命の授業」。メイプル超合金が名づけた「松崎茂」を育てたのは事務所の後輩芸人おかちゃん。なんと水槽に手を入れるとうなぎがスキンシップを取ってくるほど懐いている。本当にかわいい。

タモリ命名の「ヨッちゃん」は制作会社ハウフルス内で飼われ、AD古地が育てた。「ヨッちゃん」とは“同期”。「ヨッちゃんを『食べる』っていう選択肢があるのが怖くて……。ここまで割り切れないとディレクターにはなれないのかなと」という古地の訴えに、それまで当然のように「食べる」の札を出していたメイプル超合金が「食べない」に変える。安藤「古地さんの同期は食べられない」、カズ「確かに。我々がトム・ブラウン食えって言われても食べられない」、YOU「私も磯野貴理子さんは食べられない」。

『金曜日のソロたちへ』

今回の部屋を密着されたのは「ショーダンサー」「和菓子職人」、そしてタレントのぺえ。「ぺえ」は本名の「松田慎平」の「平」からなんだ!というちょっとしたトリビアを得つつ、ぺえが飼ってる愛犬「ロナウド」が、帰ってくる直前にドアの前で待機してたり、ずっとまわりにいたりして、ひたすらかわいい。

ほかのふたりと比較して飛び抜けてだらしない感じの生活がとても生々しくていい。約5年前にデビューして2年前、ストレスで突発性難聴を発症したぺい。母から「がんばらないでがんばりなさい」という言葉をもらい自然と涙が出てきたという。ぺい「そこからがんばり過ぎない飾らない生活を送るようになった」。

『バナナサンド』

ゲストに東京03。全国ツアーは「バナナマンに憧れて」やり始めたそう。まだ東京03結成前の2003年にバナナマンの単独ライブ『Sugar Spot』の新潟公演を観に行った飯塚と角田は、「かっこいい!」と思ったそう。その東京公演では楽屋挨拶に行くと設楽に「ここまで上がってこいよ」と言われた。設楽はギャグっぽく言ったというが、それが飯塚には「ビンビンに響いた」そう。やっぱりバナナマンを中心としたあのころの東京ライブ芸人たちの物語は痺れるものばかり。ドラマ化してほしい!

設楽は「悟志って『古新しい』よね。コントの轍(てつ)を踏んだ古いスタイルもちゃんとベースがあるから。で、新しいエッセンスの効いたネタをやってるんだよね。だから03って大人っぽいんだけど、新しくも見える」と絶賛。さらに「東京03の頭脳は悟志なんですよ。簡単に言っちゃうと、3人グループって大ボケ、小ボケ、ツッコミってよくなるんですけど、そこにいわゆる人間関係の上下関係だったり友人関係の微妙なズレを表現することに長けている」とつづける。

「何がスゴいって、3人ともサラリーマン経験ないよね? なのにサラリーマンの人間の妙をコントにしてる」「人間の妙を使ったネタをやらせたら本当にスゴい」と称賛が止まらない。これに「ヤバイね!」と喜び合う東京03の3人がとてもいい。最後は設楽のリクエストで3人でアルフィーの「メリーアン」を歌うことに。飯塚の歌声がめちゃくちゃいい。この3組のトーク、ずっと聞いていたかった。

今日観たい番組:『さんまのお笑い向上委員会』にすゑひろがりず

松本人志による『まっちゃんねる』(フジ)、「女子メンタル」「コーデ寄席」「大喜利警察」。

『勇者ああああ』(テレ東)は「限界しりとり」。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)で「大宮セブン」からすゑひろがりず。

『マツコ会議』(日テレ)、ものまねショーパブ「そっくり館キサラ」と中継。

『ゴッドタン』(テレ東)は「企画オーディション」後編。

『SWITCHインタビュー 達人達』(Eテレ)は野口五郎×須藤玲子。

『人生最高レストラン』(TBS)に小栗旬。

『伯山カレンの反省だ!!』(テレ朝)にみやぞん。

『あざとくて何が悪いの?』(テレ朝)に城田優。

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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