9月からQJWebで月1連載をスタートさせた現役の“FJK”(First JK=高校1年生)にして10年以上の芸歴を持つ女優・タレントの奥森皐月。
彼女が連載初回で執筆した「ラジオ変態の女子高生、伊集院光に恋をする」というタイトルのラジオ偏愛が詰まったコラムは、憧れの“ラジオスター”伊集院光にまで届き、ラジオファンの間で話題を呼んだ。
そこでQJWebでは奥森皐月に追加取材を敢行。コラムでは書き切れなかったリスナー遍歴、“無駄感”がいいというラジオの魅力、そして今後の野望など、ラジオに対する想いを存分に語ってもらった。
目次
伊集院光まで届いた初連載のコラム
――QJWebで連載コラムが9月からスタートしましたが、反響はいかがですか?
奥森 今までは本当にただのいちラジオリスナーで、自分のブログやSNSで「ラジオが好き」と書いてはいたものの、ほかのリスナーさんに届くことはなかったんです。それがQJWebのコラムで一気に伝わって。伊集院(光)さんのラジオをはじめ、いろいろな番組のリスナーさんやラジオを制作されている方にコラムを読んでいただけたのは、すごくうれしかったです。
――やっぱりラジオ好きはラジオ好きの話が大好きですからね。
奥森 “類は友を呼ぶ”的な感じで(笑)。「若い子の中にもラジオ好きがいるんだと知ってうれしかった」という声もいただけたので、私もよかったなと思います。

――『伊集院光 深夜の馬鹿力』の放送内でも奥森さんのことが話題になったじゃないですか。自分の聴いている番組で急に自分の名前が出る瞬間ってどうでした?
奥森 普通に生で聴いていたんですけど、いきなりお話ししていただいて……。うれしいというよりとにかく度肝を抜かれた感じですよね(笑)。ドキドキしました。
――どういうニュアンスの話になるかわからなかったですもんね。
奥森 あまりよく言われないんじゃないかという心構えでいたんですけど(苦笑)、よく受け取ってくださったのが本当にうれしくて。そもそもQJWebさんで連載をするまで、仕事で文章を書くということがなかったんです。その1回目でいきなりいろんな反響をいただけたので、本当にビックリしました。
石井玄さんは私にとって“育ての親”
――コラム掲載後には『ラジオリスナーフェス2020』というイベントに出演されて、元『オールナイトニッポン(ANN)』チーフディレクターの石井玄さんともお会いしたそうですね。
奥森 ラジオで最初に衝撃を受けたのが三四郎さんとアルコ&ピースさんのANNなんです。そこからほかの番組を聴くようになったので、「あの番組を制作されていた本物の石井さんだ……!」と感動しました。会ったことはなかったけど、私にとっては“育ての親”みたいな方なんです(笑)。
でも、あながち嘘じゃなくて、私の知識とか、考え方とか、趣味嗜好はラジオから形成されている部分が大きいので、それを根本から制作されている石井さんからは本当に大きな影響を受けていて。連載も読んでいただけたみたいなんで、本当にうれしいです。

――初回のコラムでいうと、「ラジオ変態」という言葉がすごくキャッチーだなと感じました。あの言葉はどういうときに思い浮かんだんですか?
奥森 そんなたいそうなことじゃないんです。原稿を書いていくなかで、自分のラジオ好きという面をどう表現したらいいのか悩んで、自分の聴いている番組のリストを書いてみたんですけど、そうしたら「なんで私はこんなにたくさん聴いているんだろう? 気持ち悪いなあ」って素直に思って。なので、「ラジオ変態」が適している言葉だったんです(笑)。
――奥森さんがどんなラジオライフを送っているのか詳しく聞きたいんですが、毎週だいたいどのぐらいラジオを聴いているんですか?
奥森 30時間ぐらいですかねぇ。毎日普通に高校に通っているんで、基本は空いている時間に聴いています。
――サラッと30時間っておっしゃいましたが、客観的に考えると普通じゃないですよね(笑)。もっとたくさん聴きたいぐらいなんですか?
奥森 全然時間が足りないです。もちろん波もあるんですけど、聴きたい番組を追い切れない週もあって。できる限り好きな番組は押さえておきたいという気持ちで、隙間の時間に聴いています。
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