顔がよすぎる青髪男子・宇郷奏人(うごう・かなと)と、ひょんなことから“最推し”である奏人先輩のSNSを運営することになった面食い女子・知見才南(ちけん・さな)。そんなふたりの恋愛模様を描いた映画『顔だけじゃ好きになりません』が、2025年3月7日に公開される。
“推し”をテーマにした映画にちなんで、主演の宮世琉弥に「“推し”の幸せ」をテーマに話してもらったインタビューをお届けする。
宮世琉弥
(みやせ・りゅうび)2004年生まれ、宮城県出身。2019年に俳優デビューを果たし、初主演映画『恋わずらいのエリー』やNetflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』(ともに2024年)など続々と話題作に出演。アーティストとしても活動し、先日、国立代々木競技場第一体育館で2デイズのライブイベントを成功させた
自分のことをイケメンだとは思っていない
──作中では青髪が本当にお似合いで、まさにマンガから飛び出してきたようでした。ビジュアル含め演じた奏人先輩に寄せた部分や、自身と共通しているなと思う部分はありますか?
宮世 青髪は、最初は本当に似合うかどうか不安だったんですが、「変ではない」とは思いました。監督やプロデューサーの方もわざわざ美容室に来てくださって、細かい色の調節や髪型をその場で話し合いながら、原作の奏人君に近づけることができたのでよかったです。
──奏人先輩は思わせぶりな態度を取ったりしますけど、内面的な部分で宮世さんご自身と共通しているところはありますか?
宮世 僕も「人が好きだよね」って言われることが多いんです。自分では何も意識してないんですけど(笑)。ほかに共通していることは……う〜ん、なんでしょう? 今はもうないですが、僕も高校生ぐらいのころは、ちょっとしたことを気にして「恥ずかしいな」と思ったりしていたかもしれません。奏人先輩も細かいことに敏感になってしまって、変なプライドで心を閉ざしちゃったりするじゃないですか。そこは、過去の自分と比較したときに共感できました。
──奏人先輩は顔だけで好きになられたり、勝手に期待されてしまったりするという、イケメンだからこその悩みを抱えています。そんな奏人先輩と同様に、まさに顔がよすぎる宮世さんも、そういった悩みに共感できる部分はありましたか?
宮世 なんにもわかんないです(笑)。僕、本当に自分のことイケメンだと思っていないんです。本当に、心の底から思っていなくて。「この角度、盛れてるな」とか「なんか今日、顔の調子いいな」とかは、もちろんたまにありますが、「国宝級イケメンか?」って言われると、自分では正直なところ、そんなふうに思えないんです。なので、奏人がイケメンすぎてこじらせてる感じには、共感できなかったです(笑)。
──今作では才南が“推し”の奏人先輩のために、SNSの“中の人”として、一生懸命がんばる姿が描かれていますが、宮世さんご自身は自分に対してまっすぐ来てくれる女性をどう思われますか?
宮世 すごくいいなと思います。わかりやすいですし、ちゃんと自分の気持ちを話してくれたほうが、相手も気づくことができると思うので。以前、論文を読んで調べたんですが、男性よりも女性のほうが比較的視野が広いので、いろんなことに気づけるらしいんです。でも、男性は女性よりも鈍感みたいで(笑)。

SNSで“素”が見えたほうがファンもうれしいはず
──奏人先輩と才南の恋模様を大きく動かしていくきっかけになるSNSは、もはや現代の“推し活”においても、必要不可欠な存在だと思います。宮世さんにとってSNSとはどのような存在でしょうか?
宮世 “自分の情報を発信できるところ”ですね。やっぱりSNSがなかった昔と比べて、便利になったんだなとは思います。2004年生まれの僕が言うことでもないんですけど(笑)。でもギリギリまだスマホが出る前に生まれているのでわかるんですが、この世界も、SNSが発達してすごく変わったんだろうなって。今では映画やドラマも公式アカウントを作って、SNSで宣伝していますし。
──宮世さんもSNSアカウントをお持ちですが、宮世さんを推しているファンのみなさんに喜んでもらうために、工夫されていることはありますか?
宮世 自分の好きなものを上げたいなと思っています。お仕事と関係ないオフショットも、自由に上げていきたいんです。去年のクリスマスなんて、「Merry Christmas」ってビーチの写真をアップしました(笑)。それぐらい、自由にやらせてもらっています。“素”が見えたほうが、ファンの方々もうれしいんじゃないかなと思うので。

昔の人の論文を読むのが大好き
──宮世さんは才南のように、何か“推し活”はされていらっしゃいますか?
宮世 読書です。特に、昔の人の論文を読むのが大好きなんです。自分の考え方の視野を広げたいなと思ったときに、やっぱり本なんだろうなって思いました。本1冊で、いろんな人の価値観や経験を吸収できるので。でも、読んですぐ行動に移さないとダメなんだなっていうのはあります。
──実際に本を読んで自分の考え方や行動を変えたり、影響を受けた経験は?
宮世 たとえば、大変なときやつらいときは、その言葉と距離を置くことが大事らしいんです。「あ〜疲れた」って思った瞬間に、「あ、今の自分は疲れたと思ったんだな」って俯瞰的に感じることによって、「疲れた」という言葉と距離ができるじゃないですか。そうすると、すごくポジティブに考えられるようになるので、日常的に使っています。
あとは、ずっとお仕事を続けているなかでお休みがあると、「今休んで大丈夫なのかな」って、焦ったり怖い気持ちになるときがあると思うんです。それこそ去年の夏、僕は1週間お休みをいただいたんです。その間も「仕事したい!」って意欲が湧いてきたんですが、自分の人生を長い目で見たときに、休んでも未来が決まるわけじゃないですし、休むことも大切なんだなって考えられるようになりました。
──特に推している作家さんや本を教えていただけますか。
宮世 ライブラリーにたくさん本が入ってるんです! カメラもやっているので、カメラの本も読んだりしていて。う〜ん、どれをオススメしたらいいんでしょう……? 実は、自分の人生観や価値観がすごく変わった本は、あんまりお勧めしたくないんです(笑)。自分の中に留めておきたいので、やっぱり秘密にしてます(笑)! でも、全然系統は違うんですが、原田マハさんの『楽園のカンヴァス』という小説が好きです。これはぜひ、“僕がお勧めしてました”と書いておいてください。
──では最後に、“宮世琉弥を推しているとこんなにいいことがある!”のような、宮世さんを推しているファンに向けて、自身のアピールポイントを教えてください。
宮世 見ていてください、将来。すごいところまで連れていけるようにがんばります。推していて後悔はさせないです!

映画『顔だけじゃ好きになりません』

2025年3月7日(金)全国ロードショー
監督:耶雲哉治
出演:宮世琉弥、久間田琳加、中島颯太(FANTASTICS)、米倉れいあ
配給:アスミック・エース
(C)2025『顔だけじゃ好きになりません』製作委員会
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