ドラマ『君の花になる』からリアルにデビューしたボーイズグループ、8LOOM。多様な経歴を持った7人の魅力に迫る

2022.10.10
8LOOM『Come Again』

トップ画像=8LOOM『Come Again』より
文=高橋 梓 編集=森田真規


本田翼が7人組ボーイズグループの寮母役で主演を務めるテレビドラマ『君の花になる』(TBS)が10月18日にスタートする。そのドラマで登場するボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」は期間限定で現実にアーティスト活動をすることになり、9月21日にはシングル『Come Again』でデビューを果たし、大きな注目を集めている。

この記事では、8LOOMの7人の役柄と演じる7人の経歴をひとりずつ紹介していく。

8LOOM
(ブルーム)テレビドラマ『君の花になる』発の期間限定ボーイズグループ。高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝からなる7人組。オーディションを通し、芝居・ダンス・ボーカルとそれぞれの得意分野とバックボーンが異なるフレッシュな個性のある若手を選抜。劇中に登場するだけでなく、ドラマ楽曲の発表、物語と連動したライブ、イベントの開催など、現実世界でも期間限定グループとして実際に活動し、多岐にわたる活動を行っていく。グループ名には『君の花になる』というドラマタイトル同様、“君のために咲く花”という意味が込められている。


オーディションから密着したメイキングは必見!

ボーイズグループ「8LOOM」への熱視線が止まらない。8LOOMという名前を知らない方でも、メンバー一人ひとりの名前は知っているのではないだろうか。8LOOMは高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝の7人からなり、10月スタートのドラマ『君の花になる』に登場するグループである。もともと各ジャンルで活躍をしている7人が集結していること、作中だけでなくドラマ放送中は実際に活動をすることなどから、今、大きな注目を集めている。

5月にはメンバーが発表され、オーディションからドラマ放送までの1年間に密着したメイキング動画「『君の花になる』までの365日」がYouTubeで公開され始めた。オーディションの様子はもちろん、メンバーカラーやメンバー“花”、ファンネーム、7人でのさまざまな活動が公開されており、よりいっそう8LOOMについて知ることができるようになっている。さらにメンバーたちが徐々に仲を深めていっている様子も見て取れ、視聴者も一緒にグループとして成長していく過程を見られるというわけだ。

EP.1はじめまして、8LOOMです『君の花になるまでの365日』【TBS】

そして、9月21日に1stシングル『Come Again』をリリースして実際にデビューを果たし、公式グッズの発売も決定した。10月18日にはドラマも放送スタートとなり、よりいっそう活動が活発化していくのだろう。そこで、8LOOMメンバーについてご紹介していきたい。

8LOOM 「Come Again」OFFICIAL MV [ENG/KOR/CHN SUB]【TBS】

多様な経歴を持った8LOOMのメンバー紹介

・佐神弾(高橋文哉)
グループのリーダー兼センターは、佐神弾(さがみ・だん)。メンバーカラー・赤、メン花・ガーベラ。“ツン多めのツンデレ”と言われている弾は、メンバーたちとちょっと距離がある一匹狼タイプ。しかしメンバーを嫌っているわけではなく、ある理由があり、実は仲間思いで熱い心も持っている。
そんな弾を演じるのは、若手俳優として大きな注目を集めている高橋文哉(たかはし・ふみや)。昨今ドラマや映画に引っ張りだこで、ほぼ毎クールのようにドラマで姿を見るほどだ。歌とダンスに関しては未経験だが、持ち前のガッツと器用さ、演技力で見事なパフォーマンスを見せている。MVで見せる、吸い込まれるような表情は要チェックだ。

・成瀬大二郎(宮世琉弥)
最年少メンバーは、「なる」こと成瀬大二郎(なるせ・だいじろう)。メンバーカラー・ピンク、メン花・チューリップ。年齢こそ一番年下だが精神年齢が高く、弾とメンバーの架け橋のような役割も担っている。しっかり者という性格のとおり、ダンスも歌もこなすオールラウンダーとしてグループに貢献している。
そのなるを演じているのは、歌とダンスの経験を持つ宮世琉弥(みやせ・りゅうび)。2019年に『パーフェクトワールド』(フジテレビ)でドラマデビューを果たして以来、出演作が急増している注目の若手俳優だ。「Come Again」では歌とダンスに余裕が見え、カメラへの見せ方も完璧。人見知りと自称しているものの、囲み取材やインタビューなどでは笑いを提供してくれ、グループの盛り上げ役のようにも見える。

・古町有起哉(綱啓永)
古町有起哉(ふるまち・ゆきや)はグループの最年長。メンバーカラー・青、メン花・ブルースター。喜怒哀楽がはっきりしているストレートで男気があるタイプのため、弾と衝突することもしばしばある。
そのゆきやを演じるのは、綱啓永(つな・けいと)。『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日)での活躍が記憶に新しいが、昨今は映画、舞台と活躍の幅を広げている。高橋と同じく歌とダンスはほぼ未経験だが、MVではまっすぐな歌声と未経験とは思えないダンスを披露してくれている。

・一之瀬栄治(八村倫太郎)
ゆきやと同じくお兄さん組なのは、現役大学生の一之瀬栄治(いちのせ・えいじ)。メンバーカラー・白、メン花・マーガレット。しっかり者で歌、ダンス、MCまでそつなくこなすことができるが、実はネガティブな一面もある人間味あふれるキャラクターだ。
エイジを演じるのは、八村倫太郎(はちむら・りんたろう)。2021年に『ホメられたい僕の妄想ごはん』(BSテレ東)で俳優デビューを果たし、まさに俳優のキャリアを磨いている真っ最中。エイジと違ってポジティブな性格であること、普段はダンスボーカルユニット「WATWING(ワトウィン)」のメンバーとして活躍していることもあり、練習ではムードメーカーになることも多い。

・桧山竜星(森愁斗)
弟組のうちの一人であるのは、桧山竜星(ひやま・りゅうせい)。メンバーカラー・オレンジ、メン花・ポピー。気づくとあくびをしたり、寝たりしている自由人。甘えん坊でふざけることもあるが、どこかミステリアスな面も持っている。一方、パフォーマンスとなると歌もダンスもこなせる頼れるメンバーに変身する。
そのリュウセイを演じるのは森愁斗(もり・しゅうと)。実の兄と運営しているYouTubeチャンネル『もーりー【アホと弟】』やTikTokはZ世代から絶大なる人気を誇っており、知っている人も多いはず。そのほか、EBiDAN内のダンス&ボーカルグループ「BUDDiiS(バディーズ)」のメンバーとしても活躍しており、マルチな才能を持っている。「Come Again」でも歌い出しという大役を担っており、その実力はお墨つき。ドラマ初挑戦となる演技にも注目したい。

・久留島巧(NOA)
抜群のパフォーマンス力を持つのは、久留島巧(くるしま・たくみ)。メンバーカラー・紫、メン花・ライラック。言葉数少なめでクールな完璧人間に見えるが、実はド天然で生活力が低め。マイペースで独特の雰囲気を持つというギャップがある不思議なメンバー。
演じるNOA(のあ)は、森と同じく同作でドラマデビューを果たす。普段はアーティストとして活動をしており、これまでシングル、EP併せて10作品をリリースしている。YGエンターテインメントの日本人初練習生という経歴を持っており、歌もダンスもピカイチ。「Come Again」でも美しい歌声とダイナミックかつ繊細なダンスを披露している。

・小野寺宝(山下幸輝)
小野寺宝(おのでら・たから)は、リュウセイと同じく弟組のひとり。メンバーカラー・黄色、メン花・ひまわり。弟キャラではあるが、自然と年上メンバーのケアができるなど細かな気を遣える常識人。ちなみに唯一の関西弁キャラで、かわいらしさ抜群。
そんなタカラを演じるのは山下幸輝(やました・こうき)。『第33回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』ファイナリストになって以降、俳優としても活動をスタート。ダンサーとしても活躍しており、大会で優勝した経験は数知れない。その経験を活かし、グループのダンスリーダー的存在としてメンバーたちを引っ張っている。「Come Again」のMVではメンバーと目を合わせて楽しそうに踊っている姿が印象的。

8LOOMのメンバーとして、俳優として、そしてひとりの人間として。いくつもの顔を持つ7人だからこそ、多くの人々の注目を集めているのかもしれない。この先もさまざまな活動が展開されていく予定だ。ドラマの中でも、リアルでも、成長をして素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるであろう8LOOMからしばらく目が離せなさそうだ。


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高橋 梓

(たかはし・あずさ)フリーライター。ボーイズグループを中心に、エンタメ系サイトや雑誌にて企画・取材・執筆をしています。

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