バニーガールになって初めて自分を肯定できた。美尻コスプレイヤー・九条ねぎがバニー愛を語り尽くす

2020.10.6

コスプレイヤー・九条ねぎを構成する“三種の神器”とは?

つづいてここからは、“コスプレイヤー・九条ねぎ”を構成する3つの要素(三種の神器)と、目標にしているモデルについて話してもらいました。

【Activities】旅行

引きこもり生活から抜け出してコスプレ活動を始めるまでの間に、3年ほど会社勤めをしていた期間があって。そこで社員旅行として、初めてハワイを訪れました。日本を飛び出して、まったく知らない土地に着いた瞬間、それまでの悩みごとが急に小さく見えて、「自分は今まで、なんて狭い世界で生きてきたんだろう」と思えるようになったんです。

それからは積極的に海外旅行にも出かけるようになりました。今では少なくても、年間に5カ国以上は旅行をしています。去年はタイ、韓国、グアム、ドバイ、スペイン、ポルトガルに行きましたが、やはり初めての海外だったハワイの印象が一番強いですね。ひとりでふらっと出かけて、言葉が通じなくても、身振り手振りでなんとかコミュニケーションが成立する。そういった、日本では味わえない“人との触れ合い”が楽しいので、これからもいろんな国を巡りたいです。

【Person】妹

3つ下の妹が、とにかくかわいくて溺愛しています(笑)。私の場合、1歳、2歳のころの自分の記憶ってほとんどないんですけど、生まれたばかりの妹と初めて出会ったときのことは鮮明に覚えていて。すごく小さな指で、私の手をギュッと握ってくれたんですよ。この子は私が守らなきゃ……と思って、子供のころは、どこに行くにも常に一緒でしたね。今でもすごく仲良しで、毎日LINEで話しています。

ちなみに妹は美容師なので、ヘアメイクをしてくれたり、趣味でカメラをやっているので、写真も撮ってくれたりと、私の活動もいろいろとサポートしてくれていて、ものすごく助かっています。そんな妹にカッコいいところを見せたくて、美容や体づくりをがんばっているんですけど、本人からは「お尻が大き過ぎて怖い」と言われたり……。この前も「どんどん大きくなって、そのうち家から出られなくなるんじゃないの?」と心配されました(笑)。

【Anime】『鋼の錬金術師』

子供のころ、テレビアニメの第1話を見た瞬間から、主人公のエド(エドワード・エルリック)に恋をしました(笑)。『ハガレン』をきっかけにアニメそのものにもハマって、どんどん2次元の世界に魅了されていって……。それが結果的に、現在のコスプレ活動にもつながっているので、コスプレイヤーとしての九条ねぎを語る上で外せない作品ですね。

そのうち、夕方の時間帯のアニメだけでは満足できなくて、深夜枠のアニメもチェックするようになって。小学生のころから『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』も観ていました。ちなみに、アニメのキャラクターでは『銀魂』の神楽ちゃんが大好きだったので、自分でも髪をお団子にして、似たような服を着て、語尾に「~アル」とつけてしゃべることがマイブームだった時期もあります。こうして思い返してみると、“キャラクターになりきる”という行為には、そのころから興味があったんですね。

【目標にしているモデル】アナスタシア・クビトコ、デミ・ローズ

体を鍛える上で目標にしているのは、海外のモデルさんが多いですね。日本はどちらかというと、“お尻は小さいほうがカワイイ”という文化が主流なので、お尻の大きさを売りにしているモデルさんがあまりいなくて……。

そんななかで、今、私が理想としているのは、ロシア出身のアナスタシア・クビトコというモデルさんのお尻です。ボン・キュッ・ボンの、ものすごくメリハリのあるスタイルで、「いつかこうなりたい」と思いながら、毎日、インスタグラムをチェックしています。それともうひとり、イギリス出身のデミ・ローズというモデルさん。すごくスタイルがいいのに童顔というギャップが魅力的で憧れています。

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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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