考察『鬼滅の刃』5巻<那田蜘蛛山編>。「被害者としての鬼」を際立たせる「走馬灯システム」の鮮烈

鬼滅の刃3

文=多根清史 編集=アライユキコ


考察『鬼滅の刃』シリーズ第3回のテーマは「被害者としての鬼」。死の直前のリプレイドラマ、「走馬灯システム」は『鬼滅の刃』の大きな魅力のひとつに違いない。 【関連】『鬼滅の刃』完結は英断。無残に引き延ばされなくてよかったと断言できる理由 悲劇のドミノ倒しこそが『鬼滅の刃」の物語 『鬼滅の刃』のドラマ本編は、竈門炭治郎の成長と鬼にされた妹・禰豆子を人間に戻すための奮闘であり、彼らを取り巻く鬼殺隊と鬼舞辻無惨を頂点とした鬼たちとの戦いだ。そして「もうひとつの本編」は、敵味方の区別なく描かれる走馬


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多根清史

(たね・きよし)1967年、大阪市生まれ。京都大学法学部修士課程卒。著書に『ガンダムと日本人』『教養としてのゲーム史』、共著に『超クソゲー2』『超ファミコン』など。ゲームやアニメ、マンガからスマートフォンまで手がける雑食系ライター。

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