空気階段・鈴木もぐら『キングオブコント2021』優勝で「借金のない自分を見たい」

空気階段・鈴木もぐら

キングオブコント2021』決勝戦が、いよいよ10月2日(土)に放送される。知名度も実力も抜群のファイナリスト10組が残り、例年以上に注目度が高い今大会。優勝の栄冠を手にするのはどのコンビになるのだろうか。

ここでは『芸人雑誌 volume4』(9月25日発売)に掲載されている空気階段のインタビューから、コンビのボケ・鈴木もぐらが『キングオブコント』について語ったパートを特別公開。決勝戦のオンエア前に、鈴木もぐらがコントにかける熱い思いを感じ取ってほしい。

【10月3日追記】2日夜に行われた決勝で、空気階段は史上最高得点を獲得し優勝。QJWebでは優勝後の囲み会見レポートなど、今後も『キングオブコント』関連記事を公開予定です。

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努力や準備は横一線。最後は“便所の差”ですよ

空気階段表紙ver『芸人雑誌 volume4』(通常版/全国書店・ネット書店にて発売)

──『キングオブコント』は「今年こそ優勝」という想いが強そうですね。

もぐら もちろん優勝狙ってやってますけど……でも、あがいてもね、どうにもなんないんですよ。チャンピオンになるには人知の及ばない力が必要なんです。それはギャンブルに教わりました。なので今回は、そいつを引き寄せるために便所掃除してますよ。トイレ清掃ってやっぱり徳を積むにはいいんですよ。

──どこの便所を掃除してるんですか?

もぐら 自宅のですよ。

──普通の家事じゃないですか(笑)。徳を上げたいなら、他所のトイレを掃除したほうが良さそうですが……。

もぐら いやいや! 経験的に便所だったらどこでも大丈夫です。便所掃除をしてますと、パチンコもすごい当たるんですよ。『キングオブコント』もみんな必死でやっているわけで、準備や努力という点では横一線。じゃあどこで差がつくんだというと、便所の差なんです。

──以前、かもめんたるのう大さんもおっしゃってましたが、人知の及ばない力といえば『anna』のコント「Q」はまさにそういう存在でした。不条理というか。

もぐら ギャンブルに負けまくると、これは自分のせいじゃないなって気づくんですよ。100万円くらいの借金だと「分が悪いんだ」と思い詰めるんですけど、10年以上負け続けると、頑張ってもムダなときもある、と知るわけです。この世の中どうしようもないことだらけですよ。失敗をノートに書き出してみてください。「自分に責任のない失敗」の多さに、みなさん愕然としますよ。

そこで「自分のせいじゃないのに、なんでこんなに苦しまなきゃいけないの」と思う人と、「自分のせいじゃねぇから、苦しがることもねぇや」って開き直れる人に別れるんですけどね。とにかく、自分は落ち度はないと知ると、生きるのがラクになりますよ。

芸人雑誌volume4もぐら
空気階段・鈴木もぐら(未公開カット)

──ところで、便所掃除でギャンブルに勝てると知っていたのに、どうしてもぐらさんは借金を重ねてしまったんですか?

もぐら いや、便所掃除ってめんどくさいんですよ! だから忘れちゃうんです。朝起きて「便所掃除してから仕事行こう」とは、なかなか思えないじゃないですか。あと、出先で時間空いたから打つパターンだと、朝に便所掃除できてないから負ける。勝てないとわかってても、打ちたい気持ちはごまかせない。これもまた流れですよね。でも、『キングオブコント』に関しては日付もわかってるし、ちゃんと掃除して勝ちますよ。

──借金返済フェイズに突入したもぐらさんが『キングオブコント』で優勝したら、いよいよ完済ですか。

もぐら そうですね。今年こそ金掴んで、私は江口洋介さんのような人間になります。カレーのCMに出て、パパ仕事をたくさんやる。そして隠れてギャンブルする。そうなれたら楽しいですねぇ。

──芸人になってから初めて借金から解放されるんですね。

もぐら 17年ぶりとかですよ。久々に借金のない自分の顔を鏡で見たいです。そのとき僕はどんな顔してるんでしょうね。

『芸人雑誌 volume4』では、鈴木もぐらインタビューのロングバージョンや、相方である水川かたまりのインタビューも掲載。表紙は空気階段、かが屋、蛙亭の3パターンで発売され、サスペンダーズ、ガクヅケ、怪奇!YesどんぐりRPGなど注目のお笑い芸人が多数登場している。

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  • 芸人雑誌volume4

    『芸人雑誌 volume4(クイック・ジャパン別冊)』

    定価:1,320円(税込)
    発売:2021年9月25日より順次発売
    ページ数:79ページ

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安里和哲

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安里和哲

(あさと・かずあき)ライター。1990年、沖縄県生まれ。ブログ『ひとつ恋でもしてみようか』(https://massarassa.hatenablog.com/)に日記や感想文を書く。趣味範囲は、映画、音楽、寄席演芸、お笑い、ラジオなど。執筆経験『クイック・ジャパン』『週刊SPA!』『Maybe!』..