見取り図「タトゥー入れてでも公約を撤回したい」YouTube活動。舐達麻、孫GONGなどラッパーへの強烈な憧れ

2021.4.5
見取り図

文・編集=佐々木 笑 撮影=加瀬健太郎


昨今、数多の芸人がYouTube界に進出している。ほとんどの芸人は、それぞれの色を出しながら「多くの人に観てもらいたい」と思い、企画を考えているだろう。

しかし、現在大ブレイク中のお笑いコンビ・見取り図は違う。巷では「友達にオススメしにくい」と言われている『見取り図ディスカバリーチャンネル』。

盛山は自らこう評する。「R18です、僕らのYouTubeは」

2020年9月3日に『芸人雑誌 volume1』(太田出版)で、YouTube活動について取材した際には、内容が過激と判断されて広告がつかなかったり、登録者数に伸び悩んでいたりした。

しかしそれから半年、『M-1』などでさらに勢いを加速させている見取り図のチャンネルは、彼らの知名度と共にどんどん飛躍している。

そこで、<見取り図流・YouTube活動の極意>を聞いた。

見取り図

「僕らのYouTubeはほぼAV」。登録者数が増えても変えないスタイル

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盛山晋太郎(もりやま・しんたろう)。1986年1月9日生まれ。ツッコミ担当

──2021年に入ってから、チャンネル登録者数が大幅に増えましたね。

盛山 『M-1』後の2、3カ月で10万人増えました。

──新年の生配信で「20万人いったら立派なYouTuber」と仰っていましたが。

盛山 もう立派なYouTuberですねぇ。僕ら、前に亀田史郎さんとYouTubeでコラボさせてもらったことがあるんですけど、そのときの亀田さんの登録者数が20万人くらい。亀田さんに追いつきました。でも今は60万人くらいいらっしゃるから「旧・亀田さん」。

──亀田さんのあとを追っている。

盛山 そうですね。僕らのYouTueは亀田史郎さんのあとを追っかけています。

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リリー。1984年6月2日生まれ。ボケ担当

──登録者数が増えて、意識して変えたことはありますか?

盛山 基本的に何も変えてないですね。だからけっこうビックリされてるコメントも増えました。「こんなにいっぱいちんちん出るんや」とか。

──確かに、最近の動画も下ネタは健在ですね。

盛山 僕らのYouTubeは、ほぼAVです。

──浅越ゴエさんゲスト回では、おふたりの反応が男子中学生のようで微笑ましかったです。

盛山 立派やったよな。

リリー うれしかったですね、ゴエさんのを見れたのは。芸人やっててよかった。

【浅越ゴエさんのゴエを見よう!】見取り図が先輩を巧みなトーク術で一肌脱がす!!

──最近では「相方を撒く」企画(※リリーが、盛山を意味もなく撒くだけの動画)も見どころのひとつになっているかと思います。YouTube界でも、まだ誰も手を出していない新企画ではないでしょうか。

盛山 そんなふうに言ってもらえるんやったらなんぼでもできますよ。だってあれお金かからないですからね(笑)。

【モリシを撒け!】リリー必死の逃走劇〈91/100〉

──今後、生配信も増やしていくのでしょうか。

盛山 今年の公約が「150本投稿」なんですけど、明らかに無理なんですよ。スケジュール的に1本も撮れない週もあって、来週更新するものがないぞってことも。だから生配信もカウントしないと……。

リリー マジで、1日に2、3発は生配信しないといけないときくるよな。

盛山 きますね。生配信の価値がなくなっていきます。「この人、生配信するんや!」とかの喜びありますやん。そういうの減っていくと思います。

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本取材も、パンパンのスケジュールの合間を縫うかたちで行った。「今日は朝からグレート・デンと戯れる仕事でした」と話す盛山からは、少し疲れが見えた

──生配信、今投稿されているものはけっこう長尺ですよね。

盛山 それもどんどん短くなっていくと思います(笑)。僕あんまルール知らなかったんですけど、YouTubeの生配信ってあんまりコメント読まないらしいですね? 俺らずっとコメント気にしてるもんな?

リリー いいのか悪いのか、どっちかわからへんよな。

盛山 いや、たぶん悪いと思う。アイドルの方とかだったらファンはうれしいんでしょうけど、僕らは芸人なのにイチナナライバーさんみたいになってる。それって本気でお笑い好きな人は、好きじゃないと思うんですよ。考えたら『(ニューヨークの)ニューラジオ』とかもそんなんしてへんもんな。

──今『ニューラジオ』と出ましたが、おふたりはほかの芸人さんのYouTubeも拝見されますか?

盛山 観ますよ! さらば青春の光とかニューヨーク。

リリー 毎回観るって決めてるのはないんですけど、サムネイルで気になったのとかは観ますね。

盛山 みんな色があっていいですよね。さらばは週に1回しか更新してないけど、企画がめちゃくちゃ凝ってる。で、毎回めっちゃ伸びてる。いやぁ……策士ですね、森田(哲矢)は。

──確かに、一つひとつの動画が話題になっていますよね。

盛山 僕も毎回楽しみにしてます。もう「番組」ですもんね。週に1回放送するおもろい番組だと認識してる。だから、変なツイートしてるときとか「あ、YouTube撮影中なんやろな」って。あと、チョコレートプラネットさんの「悪い顔選手権」バズったじゃないですか。ああいう噂になってるのは観ますね。

──YouTubeでは“企画をマネしてもいい”というルールがありますが、そこはどう考えていますか?

盛山 ありますよね。ただ、芸人が芸人のをマネするのはけっこうご法度感あると思うんですよ。「パクるっていうボケ」ならいいですけど、「ナチュラルパクリ」はちょっとね……。そこはあくまで芸人ですね。

リリー コラボとも違うしな。

──以前の取材では「漫才動画は上げる予定ない」と仰られていましたが、100本目の漫才動画、カッコよかったです。

盛山 あれちょっとイキってましたよね。映画の最後みたいな。漫才というか説明してるだけでしたけどね(笑)。

【漫才】見取り図ディスカバリーチャンネル〈100/100〉

見取り図
劇場に直接観に来てほしいので、漫才動画はよほどのことがない限り上げないと語る

墨を入れてでも撤回したい公約「150本投稿」

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佐々木 笑

(ささき・えみ)1996年生まれ。宝島社ムック局編集部のち、フリーランスの編集者・ライター。笑と書いてエミ読みます。本名通りお笑い大好き人間に育ちました。『フワちゃん完全攻略本』『#麒麟川島のタグ大喜利』『KOUGU維新 公式本で、イザ参ラン!』(すべて宝島社)など。アイコンは川島さんに描いていただ..

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