「戻って来ました!」って言えるお笑いでありたい

――7月にカジサックさんのYouTubeに出演した際には「今でも一番になりたい」とおっしゃっていました。そういう野心は消えないですか?
矢部 そうですね。この仕事は定年ないし、上の人はまだ元気ですごいなと思って。昔から一線で活躍されてますけど、ここまで全部見せてはる人おらんなと思って、さっきの「かっこつけない」につながるんですけど、全部見てもらったらええやんかって。それで「全部見せていく」ほうで一番になれたらええなと。自分らの本質はそれやったんかなと思います。
だからYouTubeでも「今から第2章」って言ったんですよね。今回の件でひと区切り。30年もやってれば年齢近い人はずっと見てくれてますから。上の人は、なおさら見てくれてるでしょうし。若い子は僕らを見て、僕らが仕かけてるとことは違う部分で笑ってるかもしれない。この先に何があるかわからないですし、僕が何かしてしまうかもしれない。でも「すみませーん! やらかしましたー!」って言って戻って来られる芸人ではありたい。戻って来られない人もたくさんいてはりますから。
もちろん何かしたら、とことん反省して、謝って、その上で、「こんなやつらです」と。だから芸人というか、人間として成長して「戻って来ました!」って言えるお笑いではありたいですね。

『QJWeb』では、結成30年を迎えたナインティナインを総力特集。矢部・岡村へのインタビュー、彼らを熟知する関係者への取材を通し、激闘の30年間と、これから始まる「ナインティナインの第2章」を考える。
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【総力特集】ナインティナインの30年
ナインティナインが結成されたのは1990年。
それから30年。岡村は50歳、矢部は49歳になる。ふたりあわせて、99。数々の節目と困難を乗り越え、芸歴30年を迎えた「今」から新たなステージを目指す彼らは、どんな笑いを届けてくれるのか? どんなワクワクを見せてくれるのか?
矢部・岡村へのインタビュー、彼らを熟知する関係者への取材を通し、激闘の30年間と、これから始まる「ナインティナインの第2章」を考える。
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