2022年9月30日に刊行された『67歳の新人 ハン角斉短編集』。タイトルのとおり、著者のハン角斉は67歳にしてこれが初の単行本となる。 半世紀かけて夢を叶えた、新人マンガ家の短編集を読む。 ※この記事は『クイック・ジャパン』vol.163に掲載のコラムを転載したものです。 夢残るままの中年の青春 最近、若者たちは映画を早送りで観るらしい、音楽をサビだけ聴くらしい、サブスクが生み出したモンスターだ、ワー、と、自称大人たちのカルチャーの今後を憂える発言をよく聞くけれど、そんなこと言う方に限って、どうせタワレ
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