2022年5月、『サマーブロンド』『キリング・アンド・ダイング』の著者として知られるエイドリアン・トミネの自叙伝『長距離漫画家の孤独』(国書刊行会)の日本語訳版が発売された。「ニューヨーカー」誌の表紙を手掛け、著作が映画化されるなど、いまアメリカで最も活躍しているマンガ家といえるエイドリアン・トミネが名声を手に入れるまでの困難や葛藤をユーモラスに描いた作品だ。 マンガ家にとって自叙伝とはどのような存在なのか、考察する。 ※この記事は『クイック・ジャパン』vol.161に掲載のコラムを転載したものです。
|
|