3匹きょうだいの子猫を一時預かりして、かわいい楽しい毎日が過ぎていく。だけど、そろそろ里親さんを探さなくては! 時はコロナ禍(第5波まっただなか)、オンラインお見合いを開催することに。大好評〈猫歌人〉仁尾智が記録する保護猫観察日記、短歌つき。3匹の運命は?
【関連】生後約3カ月のきょうだい猫を保護した話〈偽善でも善ですらなくただ楽しい 子猫を一時預かることは〉
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コロナ禍の里親探し
今夏、一時預かりをした3匹のきょうだい猫(なな、ぶん、よう)の里親さん探しの顛末を、ときおり短歌や本の感想などを交えながら、ゆるやかに綴りたい。
8月も半ばを過ぎて、3匹の里親さんを本格的に探し始めた。
これまで何度か里親さんに子猫を譲渡してきたけれど、意外とこちらの思い込みは外れるものだ、という実感がある。
過去に「あまりに普通だから、里親さんを探すのにも苦労しそうだな……」と思っていた黒白の子猫が、すぐに決まったことがある。しっぽが短い猫を探していたそうだ。
実は、なな、ぶん、ようはちょっと長毛っぽくて、あまりいない風貌なので、すぐに里親希望者が現れるだろう、と思っていた。
これも僕たちの思い込みだったことに、募集し始めてから気づくことになる。もう、こればっかりは、本当に「運」と「縁」なのだ。
〈安心と印象、運と縁と恩 猫の里親探しの「あいう」〉
このころは、新型コロナ第5波のまっただなかで、緊急事態宣言下。「コロナ禍後の楽しみ」を考えることで、日々の窮屈をやり過ごそうと眺めていたのがこの本『世界のグルメ図鑑』(地球の歩き方編集室/学研プラス)。猫と全然関係ないけど。
いろんな国の名物料理がこれでもか、というくらい掲載されているのだけれど、僕には各国の「名物スイーツ」がすごく興味深くて、片っ端から食べてみたくなった。
タイのブア・ローイ、スリランカのキリパニ、トルコのシュトラッチ、キューバのチビリコス、パラオのアホ……。聞いたこともないお菓子の数々。その土地で食べる未知の食べ物は、いい。どこか行きたいな……。
〈暑さとか行き交う言葉とかも味 異国の料理を異国で食べたい〉

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