コロナ禍できょうだい子猫3匹の里親を探す日々〈猫を飼う条件:思っていたのとはちがうすべてを楽しめること〉

2021.11.19
保護猫4

文と写真=仁尾 智 編集=アライユキコ


3匹きょうだいの子猫を一時預かりして、かわいい楽しい毎日が過ぎていく。だけど、そろそろ里親さんを探さなくては! 時はコロナ禍(第5波まっただなか)、オンラインお見合いを開催することに。大好評〈猫歌人〉仁尾智が記録する保護猫観察日記、短歌つき。3匹の運命は?

【関連】生後約3カ月のきょうだい猫を保護した話〈偽善でも善ですらなくただ楽しい 子猫を一時預かることは〉


コロナ禍の里親探し

今夏、一時預かりをした3匹のきょうだい猫(なな、ぶん、よう)の里親さん探しの顛末を、ときおり短歌や本の感想などを交えながら、ゆるやかに綴りたい。
8月も半ばを過ぎて、3匹の里親さんを本格的に探し始めた。

これまで何度か里親さんに子猫を譲渡してきたけれど、意外とこちらの思い込みは外れるものだ、という実感がある。

過去に「あまりに普通だから、里親さんを探すのにも苦労しそうだな……」と思っていた黒白の子猫が、すぐに決まったことがある。しっぽが短い猫を探していたそうだ。
実は、なな、ぶん、ようはちょっと長毛っぽくて、あまりいない風貌なので、すぐに里親希望者が現れるだろう、と思っていた。

これも僕たちの思い込みだったことに、募集し始めてから気づくことになる。もう、こればっかりは、本当に「運」と「縁」なのだ。

〈安心と印象、運と縁と恩 猫の里親探しの「あいう」〉

このころは、新型コロナ第5波のまっただなかで、緊急事態宣言下。「コロナ禍後の楽しみ」を考えることで、日々の窮屈をやり過ごそうと眺めていたのがこの本『世界のグルメ図鑑』(地球の歩き方編集室/学研プラス)。猫と全然関係ないけど。

いろんな国の名物料理がこれでもか、というくらい掲載されているのだけれど、僕には各国の「名物スイーツ」がすごく興味深くて、片っ端から食べてみたくなった。

タイのブア・ローイ、スリランカのキリパニ、トルコのシュトラッチ、キューバのチビリコス、パラオのアホ……。聞いたこともないお菓子の数々。その土地で食べる未知の食べ物は、いい。どこか行きたいな……。

〈暑さとか行き交う言葉とかも味 異国の料理を異国で食べたい〉

きょうだい猫
上段から、「ぶん」「なな」「よう」の3きょうだい

子猫と離れがたくなる


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仁尾 智

(にお・さとる)猫歌人。1968年生まれ。1999年に五行歌を作り始める。2004年『枡野浩一のかんたん短歌blog』と出会い、短歌を作り始める。短歌代表作に『ドラえもん短歌』(小学館文庫)収録の《自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった》などがある。『猫びより』で「猫のいる家に帰り..