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この10年間、シンガーソングライターたちは何を歌ってきただろうか。2010年代に突入して間もなく、2011年、東日本大震災があった。 ライターの荻原梓が昨年訪れたのは、浅草公会堂での青葉市子の公演。彼女が歌った「誰かの世界」は、東日本大震災を受けて書かれ、7年後に音源化された曲だ。青葉が口にした「今..
開発ユニット「AR三兄弟」の公私ともに長男で、開発者の川田十夢。AR(拡張現実)技術を駆使し、多くの人々を魅了する世界をつくり出している。 新型コロナウイルスの蔓延で人々が混乱し、疲弊しつづける日々。前回の記事で川田は、自宅で楽しめるおすすめのゲームを紹介した。今回は映画編。あえて“有事のプレイリス..
自主制作映画のコンペティションとして42年の歴史を誇る「ぴあフィルムフェスティバル」。“新人監督の登竜門”と呼ばれ、これまでに『害虫』の塩田明彦、『愛のむきだし』の園子温、『百万円と苦虫女』のタナダユキ、『溺れるナイフ』の山戸結希ら数多くの優れた映画監督を輩出してきた。個人的な思いや情熱をスクリーン..
映画『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『mellow』『his』と話題作を立て続けに発表する今泉力哉監督による、5月1日(金)公開の最新作『街の上で』のポスタービジュアルが公開された。 新たに解禁されたビジュアルでは、若葉竜也演じる下北沢の古着屋で働く主人公・荒川青(あお)を中心に、「誰..
障害をテーマにした映画には重くなりがちなものが多いけれど、本作はすこぶるポジティブに仕上がっている。夜の新宿の歌舞伎町から世界に旅立つ少女を主人公にした青春冒険ロードムービー。ぜひ軽い気持ちで劇場へ観に行ってみてください。
俳優の古舘寛治が今回の「クイックジャーナル」でテーマに選んだのが「俳優の労働問題」。「小栗旬 事務所社長就任へ『間違いありません』と現社長認める」(『女性自身』2020年2月4日号)という記事では、小栗旬がかつて「将来、日本の俳優のユニオン(組合)を作りたい」と語っていたことなどが書かれていた。このセンシティブな問題に、業界のど真ん中にいる古舘寛治が迫ります。
話題作に次々と出演している若手実力派俳優・仲野太賀と、乃木坂46を卒業して女優に初挑戦した衛藤美彩がダブル主演を務めた映画『静かな雨』が2020年2月7日に公開された。公開記念舞台挨拶が2月8日、シネマート新宿で行われた。主演のふたりと、太賀が勤務する大学の教授役を務めたでんでん、30歳になったばかりの新鋭監督・中川龍太郎、さらに特別ゲストとして原作小説の著者・宮下奈都が登壇した。
モスクワ国際映画祭でふたつの賞を獲得した『四月の永い夢』が2018年に、松本穂香を主演に迎えた『わたしは光をにぎっている』が2019年に公開され、今、最も注目の映画監督と言っても過言ではない中川龍太郎。1月の終わりに30歳になったばかりの彼の最新作『静かな雨』が2月7日に公開される。映画初出演にして初主演の元乃木坂46の衛藤美彩が1日しか記憶を保てないたいやき屋店主を演じ、注目作に続々と出演中の若手実力派・仲野太賀が彼女を支える青年に扮する。ティーンムービーのようなキラキラとした恋愛映画ではないけれど、この映画には普遍的で豊かな“世界“が紡がれている。鑑賞後、空気の澄んだ冬の日を散歩したくなるような映画です。
2019年春に鬼籍に入ったショーケンこと萩原健一。彼が主演した1974年公開の映画『青春の蹉跌』が、昨年末にDVD化された。約半世紀前の作品ながらも、思うようにいかない日々を、人生を送る者にとって“今の映画”として響くはずだ。そして、『青春の蹉跌』を監督した神代辰巳の全貌が明かされた704ページに及ぶ大著『映画監督 神代辰巳』が昨年10月に刊行された。 特別な関係性を築いていたという名優と名監督。二つの作品がそろった今、ふたりの“切実な表現”に分け入ることができる幸福を堪能してください。
テーマ、演技、状況――さまざまな点で“DOPE”な作品を、映画評論家の轟夕起夫が「三題噺」的に紹介。「声帯ドーピング」で世間を欺くいかれたロックスターが出てきたり、新星デヴィッド・ロバート・ミッチェルが都市伝説の謎を追う青年を描いたり、はたまた、大火災の中にもかかわらず多額の報酬欲しさに男たちがニト..
“ハロヲタ”青年の甘く切ない日々を綴った、劔樹人の自伝的マンガ『あの頃。男子かしまし物語』が、松坂桃李主演『あの頃。』として映画化される。監督は今泉力哉、脚本は冨永昌敬が手がける。モーニング娘。、アンジュルム、Juice=Juiceなどが所属する「ハロー!プロジェクト(ハロプロ)」の独自性を解説する。
高橋一生が主演、蒼井優がヒロインを務め、『百万円と苦虫女』や『お父さんと伊藤さん』などで知られるタナダユキ監督が原作小説も手がけた映画『ロマンスドール』。1月24日から公開されている本作で高橋一生が扮するのは“ラブドール造形士”。その一風変わった職業が物語のカギを握る、「変態チックだけどもいい話」とはどんな映画なのか? まずはこのレビューを読んで、そして劇場に向かってください!
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