2019年12月に結成され、2020年3月4日にデビューした11人組のグローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」。コロナ禍の影響を受け、これまで海外での活動が制限されてきた彼らが、タイ・バンコクで3月18日に行われた『KCON 2023 THAILAND』の1日目に出演。念願の海外での初ライブパフォーマンスを実現させた。
ここでは、この日のために日本からバンコクに赴いたJAM(JO1のファンネーム)の紗里氏が、『KCON 2023 THAILAND』でのJO1のパフォーマンスやイベントの様子をレポートする。
JO1のファンのみならず、「Who is your oshi?(推しは誰ですか?)」から始まる“心が躍る”国際交流を、ぜひ見届けてほしい。
世界に挑戦するJO1の姿を見届けたくて訪れたバンコク
日中の気温は35度近くまで上がっていたタイ・バンコク。冷房の効いた『KCON 2023 THAILAND』の会場インパクトアリーナ内には、開演前から静かな高揚感が広がっていた──。
『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』をきっかけにJO1に出会い、2021年5月に「JO1枕投げ部」を観て、もうこれは沼にハマるしかないなと覚悟を決めてから約2年。
日本国内でのライブやイベントに参加する機会は今までもあったが、今回はJO1のデビュー以来、目標のひとつとして掲げていた海外でのステージ。4年目に突入し、大きく成長した姿でいざ世界へと挑戦する彼らの勇姿を見届けたくて、海を越え私も初めてタイまで足を運んだ。着席してステージが目に入った瞬間、JO1が今まで歩んできた道のりを思うと、ここから始まる新たな物語への期待感でワクワクが止まらなかった。
会場にはタイはもちろんそのほかのアジア諸国、そして日本からのJAMが多く集まっていたが、やはり地元タイ出身のBamBam人気は格別で、緑色の応援ボードが数多く見られる。
でもそのアウェー感こそ日本ではなかなか味わうことのできない雰囲気で、與那城奨・川尻蓮による事前スポにもあったとおり、新曲「Tiger」初披露にあえてこの場を選ぶ“挑戦者(ルーキー)”の姿勢に、客席で見守るだけの私でさえ武者震いをしそうになる。
同じ列にタイのメンズ豆JAM(豆原一成推し)を発見し、雑談をしながらうちわやペンライトを準備して開演を待った。持ち物や着ている服の色でその人の推しが誰なのかの予想がつくのは、どの国でのライブでも変わらないらしい。
3年の年月をかけて辿り着いた念願のステージ
思えばJO1というグループはコロナ禍の2020年3月4日にデビューし、1年半以上も日本国内のファンとも直接会うことが叶わなかった。コロナ禍でなければ……といった「たられば」を書き出せばキリがないが、当初の計画ではパリでの写真集撮影や複数の海外でのプロジェクトを1年目から準備していたことがドキュメンタリー映画『JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-』の中でも明かされている。
白紙となってしまった計画の変更を余儀なくされたあと、配信ライブや韓国やインドネシアのテレビ番組に出演することはあっても、海外でのイベント出演は今回のタイが初めて。昨年は『KCON 2022 LA』への出演が予定されていたものの、メンバーが新型コロナウイルスに感染してしまったため、直前で出演キャンセルが発表された。
実は私自身もチケットやフライトを手配済みで、現地でパフォーマンスを観られるのを心待ちにしていたJAMのひとりだった。メンバーが一番悔しい思いをしていて、かつ、苦渋の決断だったであろうことはじゅうぶん承知の上だけど、楽しみにしていたぶんショックが大きく、家で大泣きした日のことを思い出すと今でもまだ胸がギュッと痛くなる。
本来1年目で見られていたかもしれない景色に、3年という月日をかけてやっと辿り着いたと考えると、この『KCON 2023 THAILAND』がどれだけの意味を持っているのかわかってもらえるだろう。私自身にとっても昨年夏のリベンジであり、11人そろってステージに立っていることを強く願っていた。
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