『THE FIRST』を終えた今、RANが目指す“唯一無二の表現者”「自分にしかできないことはたくさんある」【『あの日のTHE FIRST』レポート#6】

2021.10.17

文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけたオーディション『THE FIRST』。その模様を7人組ボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」と、『THE FIRST』に参加していたBMSGの練習生や所属アーティストのコメントを交えながら振り返る番組『あの日のTHE FIRST』。

第6回でフィーチャーされたのは、SKY-HIから「なんの違和感もなく、歩くようにしゃべるように歌う、歌うように踊る、笑うように歌うということが感情表現としてできていた」と称され、BMSGのトレーニーとして歩み始めたRAN(ラン)。数々のダンスコンテストで優勝経験を持つ彼は、どのような心境でオーディションに臨み、その最中に何を考えていたのか──。

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グループパフォーマンスの楽しさ

1次審査の書類選考をくぐり抜けた231人を対象に、日本全国で行われた『THE FIRST』2次審査。ここでRANは「Let It Be Feat. Kid Fresino」をパフォーマンスし、SKY-HIから「東京で会えることを楽しみにしています」と暫定的に2次審査の通過を言い渡された。

[THE FIRST 2次審査] 古家蘭 (ダンス) / Daichi Yamamoto “Let It Be” feat. Kid Fresino

──ダンスを始めたきっかけはなんですか?

RAN テレビの前にマイクスタンドを立てて、あたかも自分がパフォーマンスしているかのように振る舞うことが、物心がつく前からあったみたいで。そんな僕を見て、母が「ダンス習いたい?」と提案してくれました。

──なぜ『THE FIRST』に挑戦したのでしょうか?

RAN 大きなステージに立ち、たくさんの人の前で輝くことにずっと憧れていたんです。SKY-HIさん主催のオーディションがあることを知り、「これを受けたら人生が変わるかもしれない」と思い、挑戦する決心をしました。

30人中1位で2次審査を通過したRANは、3次歌唱審査でMrs. GREEN APPLE「WateD! WateD!」を披露。SKY-HIから「何かしらの風格なのか雰囲気なのか、言語化しづらいものを持っている」と称賛を得た。グループ審査ではチームEのリーダーとして、w-inds.の楽曲「Beautiful Now」に挑戦。未経験のREIKOをサポートし、想いの乗ったパフォーマンスでSKY-HIに強い感動を残した。

──グループ審査はいかがでしたか?

RAN 初めてのオーディションだし、1位通過だったので、「1位の意地、見せたらなな!」と思っている一方、リーダーを任されたときは内心めっちゃドキドキしていました。教えることに苦手意識はなかったんですけど、やるからには絶対にいいパフォーマンスを見せたかった。

結果的に「自分の人生の中で一番じゃないか」と思うくらい、いいパフォーマンスができて。仲間と楽しみを分かち合う、グループパフォーマンスの楽しさやうれしさを知れたのは、オーディションを受けてよかったことのひとつです。

ステージに立って知った、自分のパフォーマンス

15人で挑んだ合宿審査に7位で駒を進めたRAN。合宿1次審査の“クリエイティブ審査”では、初めての音楽制作に苦戦して11位に順位を下げたものの、SKY-HIからは「歌で強い存在感を放っていた」と称賛を受けた。

「1位に返り咲くRANが見たい」という言葉を受け、“自分を魅せる”ことと向き合っていくRAN。“疑似プロ審査”で「Move On」、“VSアーティスト審査”で「Shining One」とステージを重ねるごとに、彼が元来持っている華やかかつ圧倒的なカリスマ性を開花させていった。

──クリエイティブ審査はいかがでしたか?

RAN このオーディション1の山場でしたね。今まで音楽制作をやったことがなかったので、いきなりパッと言われても「どうすればいいんだ……」っていう戸惑いがあって。ダンスをずっとやってきたから振り付けを担当したんですけど、イメージどおりのものが全然できないんですよ。途中で挫折しかけたけど仲間がしっかりと支えてくれたので、音楽との距離や考え方、気持ちの乗せ方などを知ることができました。

──疑似プロ審査はいかがでしたか?

RAN 「Move On」の振り付けは、どちらかというと僕が今までしてこなかったほうのダンスなんです。あの短い期間であれだけの量の振りを自分の体に入れたこともなかったから、「全然思いどおりにいかない」って状態になりました。覚えようとするけど、覚えられないんですよ。焦っちゃって。

──VSアーティスト審査はいかがでしたか?

RAN 「これがステージ上での自分のパフォーマンスなんだ」と気づかされたのが、「To The First」でした。最終審査ということもり、パフォーマンスはオーディションの最初から最後までの気持ちやスキルをすべて詰めこんだ表現に。アーティストとしての気の持ちようや覚悟を、自分で変えられた瞬間だったかなと思います。

──クリエイティブ審査で話題になった「#101匹らんちゃん」について教えてください。

RAN JUNON君が朝練するって聞いて、「じゃあ俺もやろうかな」ってちょっと張り切っていたんです。でも、翌日起きたら予定より数十分くらい過ぎてるし、髪はすごいボサボサ。さすがに人前に出られない状態だったので、「これでいいや」と思ってヘアバンドをつけて行ったのがあのシーンなんです。狙ったわけじゃないんですけど、いい感じにかわいくなったのでいいかなって(笑)。

生まれ変わって始まった“新しい人生”


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