直前『M-1グランプリ2020』審査員よりベテランもいるファイナリストを全組徹底解説

全ファイナリスト事前徹底解説

年に一度、コアなお笑いファンはもちろん、そうでない方も漫才を楽しむ日『M-1グランプリ』。どうせ観るなら、それぞれのコンビの特徴やバックボーンを知って、より番組を楽しんでほしい。

そこで、お笑い評論家のすが家しのぶさんに、今大会のファイナリスト全9組について事前解説をしてもらった。これを読んだあなたは、今日の『M-1グランプリ』をより楽しめること、間違いなし!

©︎M-1グランプリ事務局

連続出場組の今までの雪辱/見取り図・オズワルド・ニューヨーク

どうも、すが家しのぶです。今回は、本大会のファイナリストたちについて、改めて振り返っていきたいと思います。観戦する際の参考にでもしていただければ幸いです。

まずは、昨年大会から連続して決勝進出を果たした3組から。

今大会唯一の3年連続で決勝進出となったのは見取り図。「あたおか」などに代表されるキラーワードの精製を得意としたコンビです。過去2大会での成績はさほど芳しくはありませんでしたが、18年大会で9位、19年大会で5位と、その評価を確実に上げてきています。今年こそ、さらに上位に食い込んで記憶に残る活躍が観たいです。

2大会連続で決勝進出を果たしたのは、シニカルな視点のネタで高い評価を得ているニューヨークと、ロートーンな語り口の漫才が“新・東京スタイル”と称されているオズワルド。前大会では、ニューヨークはトップバッター、オズワルドは優勝したミルクボーイの直後と、それぞれ順番に恵まれなかったコンビという印象があります。事実、ニューヨークは最下位、オズワルドは7位と、どちらも振るわない結果に終わりました。

しかし、あれから1年間、彼らは着実に力をつけてきました。特にニューヨークは、『キングオブコント2020』において総合2位の好成績を収め、その非凡な才能が花開こうとしています。共に昨年大会での雪辱を果たせるか。

返り咲きの2組/アキナ・マヂカルラブリー 


この記事の画像(全3枚)


この記事が掲載されているカテゴリ

すが家しのぶ

Written by

すが家しのぶ

(すがや・しのぶ)1985年生まれ、香川県出身。お笑い評論家。フリーペーパー『SHOW COM』誌上でお笑い芸人DVDレビュー『神宮前四丁目視聴覚室』連載(Vol.1~Vol.28)。『立川談志落語集成 1964-2004』土橋亭里う馬、『東宝名人会 立川談志大全集』毒蝮三太夫・野末陳平、各インタビ..

クイック・ジャパン/QJWeb/QJサポーターズ

クイック・ジャパンを一緒に盛り上げるメンバーを募集しています!

CONTRIBUTOR

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

⾃⾝の思想をカタチにする「FLATLAND」

アーティスト・モデル

森田美勇⼈

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

「BiSH」元メンバー、現「CENT」

アーティスト

セントチヒロ・チッチ

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)

最新ニュースから現代のアイドル事情を紐解く

振付師

竹中夏海

平成カルチャーを語り尽くす「来世もウチら平成で」

演劇モデル

長井 短

子を持つ男親に聞く「赤裸々告白」連載

ライター・コラムニスト

稲田豊史

頭の中に(現実にはいない)妹がいる

お笑い芸人「めぞん」「板橋ハウス」

吉野おいなり君(めぞん)

怠惰なキャラクターでTikTokで大人気

「JamsCollection」メンバー

小此木流花(るーるる)

知らない街を散歩しながら考える

WACK所属「ExWHYZ」メンバー

mikina

『テニスの王子様』ほかミュージカル等で大活躍

俳優

東 啓介

『ラブライブ!』『戦姫絶唱シンフォギア』ほか多数出演

声優

南條愛乃

“アレルギー数値”平均の約100倍!

お笑い芸人

ちびシャトル

イギリスから来た黒船天使

グラビアアイドル/コスプレイヤー

ジェマ・ルイーズ

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。