BE:FIRSTよりひと足先にSKY-HIとの共演を果たしたSHOTA「『THE FIRST』は希望」【『あの日のTHE FIRST』レポート#3】

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文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけたオーディション『THE FIRST』。その模様を7人組ボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」と、『THE FIRST』に参加していたBMSGの練習生や所属アーティストのコメントを交えながら振り返る番組『あの日のTHE FIRST』

第3回でフィーチャーされたのは、SKY-HIから「一緒にいてくれたら、いろんなことがやれるなと思ってる」とBMSG所属アーティストとしてスカウトを受けたSHOTA(ショウタ)。“最年長だから”のひと言では片づけられない人徳者である彼は、どのような心境でオーディションに臨み、その最中に何を考えていたのか──。

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SKY-HIに届いた自身の美学

1次審査の書類選考をくぐり抜けた231人を対象に、日本全国で行われた『THE FIRST』2次審査。ここでSHOTAは抜きのあるダンスで「Let It Be Feat. Kid Fresino」を表現し、SKY-HIから「素晴らしい!」と大絶賛を得た。

──2次審査を振り返ってみて、いかがでしたか?

SHOTA オーディションの序盤は「ライブをやりに行く」みたいな感覚でした。SKY-HIさんもいらっしゃるような気がしていたので、驚いて圧倒されることはありませんでしたし、いちアーティストとしてしゃべれたのがうれしかったです。

「歌ってるように踊るね」と褒めていただいたことを、今でもすごく覚えています。ダンスを4年間つづけるなかで“わざとらしさを出さない”を美学としてきたので、「まさにそれを目指していました!」という気持ちでしたね。

30人中18位で2次審査を通過したSHOTA。3次歌唱審査で自身のオリジナル曲「Drizzle」を披露すると、「曲の表情を声でつけていくのはものすごい才能で、技術が高い」とSKY-HIは称賛。グループ審査では、チームBのメンバーとしてSKY-HIの楽曲「Sexual Healing」に挑戦した。実力者かつくせ者ぞろいのメンバーを相手に、SOTAを支えるサポートとして奔走。「母音が死んでる場面があるね」と発音を指摘される場面もあったが、「そのポテンシャルがあるなら、グループになじまなくてもいい」と称された。

[THE FIRST 3次審査] Team B / Mr. Psycho (Dance Practice) / 島雄壮大、半田雄介、三山凌輝、渡邉翔太、久保舜斗

──3次審査のグループパフォーマンスは、いかがでしたか?

SHOTA 歌と踊りを一緒にやるのが初めてで苦戦したんですけど、同じチームにSOTAがいたからすごくやりやすくて。振りのアレンジをするときもめっちゃ楽しくて、強い連携があったからこそ2日間であそこまで持っていけたような気がします。

パフォーマンス審査当日にブレイズを外したのは、歌って踊るのに髪がめちゃくちゃ当たって痛いっていうのと鎧を全部落とそうと思ったから。本質的なところを本当に見せるためにも取らなきゃなって。

結果発表は、パフォーマンスの出来に自信があったから「何位で呼ばれるかな」くらいの感じ。同じチームのユウスケが合宿に行けなかったのは、すごいショックでしたね。2日間とは思えないくらいまとまった5人だったので、みんな一緒に次の審査へ進みたかったです。

初めての感覚を味わった「YOLO」

5位という高評価を得て、15人で挑んだ合宿審査へと駒を進めたSHOTA。合宿までの期間は、友人とスタジオに入りダンスの基礎を思い出していたという。合宿1次審査の“クリエイティブ審査”では、チームCをまとめ上げて『THE FIRST』の理念を体現。結果は惜しくも2位だったが、SKY-HIからは「最も大変で最も美しく、最もグループにおいて価値のある行動をこの10日間していた」と、気丈で思いやりのある姿勢を讃えられた。

[THE FIRST 合宿クリエイティブ審査 / メイキングMV] YOLO -You Only Live Once- / Team C (ショウタ、シュント、レイ、ルイ、タイキ)

──クリエイティブ審査はいかがでしたか?

SHOTA 審査内容が発表される前に、SKY-HIさんから「次の課題は、たぶんSHOTAは得意だから」と聞いていたので、なんとなく「クリエイティブなことかな……」とは思っていて。それこそ最初は、どうなるかなと思いましたけどね(笑)。チームメンバーには13歳のふたりと未経験のREIちゃん。SHUNTOもあのころは、本当に静かだったし。結果的に年齢差がいい方向に作用して、すぐに打ち解けられたし、みんな弟みたいな感じになりました。“ショウタママ”については、「パパであれ!」と思いましたけど(笑)。今までどおりに人と接していたら、人を包めている感じがしたのでうれしい限りです。

YouTubeに上がっている『THE FIRST』の動画を観ていても、心が一番ググッとなるのはチームCなんですよ。中間発表のときの号泣は今まで感じたことがない感覚で、未だになんだったかよくわからないところもあるんですけど、振り返ってみると引っ張る立場にいながら弱さを見せられたときだったのかなって。泣き崩れた僕を見てメンバーも安心したようで、あれをきっかけにチームワークが高まったような気がします。

『THE FIRST』でいろんな曲に挑戦したけど、一番思い入れがあるのも「YOLO」。歌いながら感動する体験ができたし、一番「音楽だったな」と思います。メンバーを感じながらライブもできて、すご過ぎるREIちゃんのハイトーンに笑いながら自分のパートに入りましたから。景色も温度感も、今でも全部覚えている。それくらい心が動きながら音楽をやっていましたね。

『THE FIRST』を経て叶えたひとつの夢


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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