「『THE FIRST』とは革命」BE:FIRSTのSHUNTOが振り返るオーディションのすべて【『あの日のTHE FIRST』レポート#2】

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文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけたボーイズグループオーディション『THE FIRST』。その模様を7人組ボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」と、『THE FIRST』に参加していたBMSGの練習生や所属アーティストのコメントを交えながら振り返る番組『あの日のTHE FIRST』。第1回では、“世界を掴む歌声”を持つJUNON(ジュノン)がフィーチャーされた。

第2回で取り上げられるのは、SKY-HIに「あの声は、僕が一番欲しかった声です」と言わしめたSHUNTO(シュント)。最近では甘えん坊なイメージが定着した彼は、どのような心境でオーディションに臨み、その最中に何を考えていたのか──。

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憧れていた人からの忘れられない言葉

1次審査の書類選考をくぐり抜けた231人を対象に、日本全国で行われた『THE FIRST』2次審査。ここでSHUNTOは妖しい声で「感電」を歌い上げ、憧れのSKY-HIから「ファンになりました」という言葉を引き出した。

[THE FIRST 2次審査] 久保舜斗 (歌唱) / 感電

──2次審査を振り返ってみて、いかがでしたか?

SHUNTO 審査会場のドアが開いたとき、SKY-HIさんっぽい声が聞こえた気はしたんですけど、さすがに2次審査だし「観てないよな」と思ったんですよ。でも、いざ審査が始まってパソコンをのぞいたら、SKY-HIさんが映ってたので「いるなあ……どうしよう」って(笑)。もともと歌やダンスの目標にしていたのがAAAさんだったので、憧れの人にパフォーマンスを見てもらえるってだけで感動していました。

さらに、パフォーマンス後には「またすぐ会いましょう」って言っていただけて……。2次審査を受けていた時期は伸び悩んでいたタイミングでもあったので、あのひと言だけで今までの全部が報われた気がしました。忘れられない言葉です。

気づいたら視線を奪われる存在

30人中17位で2次審査を通過したSHUNTO。3次歌唱審査で自身のオリジナル曲「冬」を披露すると、「アーティシズムがすごく強くあるのが胸に響いた」とSKY-HIは絶賛。グループ審査では、チームBのメンバーとしてSKY-HIの楽曲「Sexual Healing」に挑戦した。“怪獣大戦争”と称される実力者ぞろいのメンバーの中でプロ意識を強く香らせ、「ステージに立つアーティストとしての準備がもうできている」と称された。

──3次審査のグループパフォーマンスは、いかがでしたか?

SHUNTO きつかったですね。どんな人かわからないと人見知りになっちゃうタイプなので、「何を言ったら、この2日間をうまく乗り越えていけるんだろう」ってずっと考えてました。グループが一緒だったRYOKI君とSOTA君に、「あのときのお前は誰だ?」って言われるくらい、全然しゃべれなかった(笑)。

3次審査を通過したのも、本当にびっくりしました。もともとの順位が17位でやばいなって思ってたし、自分のいい部分を発揮できたか不安だったので、3位で呼んでいただいたときはめちゃくちゃ驚きましたね。

圧倒的なアーティシズム


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