“音楽が大好き”になれた
3位という高評価を得て、15人で挑んだ合宿審査へと駒を進めたSHUNTO。合宿1次審査の“クリエイティブ審査”では最年長のSHOTAを支える優しい弟分として大活躍し、パフォーマンスにおいても<Up and down 僕らの毎日を照らす sunshine>のたったひと節でSKY-HIの心をがっちりと掴んだ。
──クリエイティブ審査はいかがでしたか?
SHUNTO 最初のほうは、作ったものが世の中に出ていろんな人の目に触れてしまうことが、ちょっと不安ではありました。2次審査でオリジナル楽曲を歌っていたものの、自分の完成度には全然満足していなかったし、「間に合わないだろうな」って。
──りょんりょん先生(佐藤涼子)のレッスンはいかがでしたか?
SHUNTO もう革命的! 2年間くらい喉が枯れてしまうことに悩んでいたんですけど、小1時間のレッスンで解決したんです。おかげで余裕も出てきたし、安心していっぱい練習できるようになりました。正直、悩んでいたころは「音楽が大好きだけど向いていないのでは?」と思う瞬間もあったので、りょんりょん先生のレッスンを受けて音楽が大好きになりましたね。
圧倒的なアーティシズム
常に俯瞰した視点から自分の現状を把握し、ひとつずつ課題をクリアしてきたSHUNTO。生き生きとしたエネルギーを発散しながら擬似プロ審査の課題曲「Move On」のパフォーマンスをやり遂げると、「(SHUNTOが)こういうアーティストだ、というのを色濃く感じました」とSKY-HIから賛辞を贈られた。
つづく“VSプロアーティスト審査”では、すでにSKY-HIのカラーがついている楽曲に自身の声色とニュアンスで新たな可能性を提示。グループにいると目を引くひとりとして、その存在感を示していった。
──擬似プロ審査で「Move On」チームの負けが決定したとき、どのような気持ちでしたか?
SHUNTO 「この中からひとり落ちるんだ」と思うと、メンバー全員で次のステージへ挑めないのがすごく悔しかったです。擬似プロ審査で脱落してしまったテンテンは、僕の目標とする人のひとりでした。3次審査で集まるまで参加してるのは知らなかったけど、このオーディションがあると知ったとき、真っ先に頭に浮かんだのも彼。ここで脱落してしまったからといって、音楽の道を辞めてほしくないというのはすごくありました。デビューメンバーが決まったあとテンテンに「約束を守ったからね」と声をかけたら、「俺もすぐそっちに行くから待ってて」と言ってくれたのがうれしかったです。
──VSプロアーティスト審査はいかがでしたか?
SHUNTO 正直なところ「To The First」が流れたとき、「もしかしてSKY-HIさんが対戦相手かもしれない」と頭によぎりました。11人って奇数だし「次の審査は何をやるんだろう」と思っていたら、「そうきたか」って感じで(笑)。審査では一緒にパフォーマンスをするのが初めてな人もいて、まだまだわかり合えていない部分もあったから、まとめるのが大変で11人でやる難しさもありました。
RUIが脱落すると発表されたときは、「まだ自分がやれることもあったんじゃないか」と思ったりもしたんです。でも、SKY-HIさんが誓約書を出しているのを見て「やったー!」という気持ちになりました。プロデューサーさんってもっと厳しいイメージだったけど、SKY-HIさんはいい意味で距離が近いし接しやすい。やっぱり普通じゃないし、すごいなってずっと思っていました。
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