Netflix配信中の『アンという名の少女』は、原作『赤毛のアン』に現代的解釈を大胆に加えた作品。『はぁって言うゲーム』の作者でライターの米光一成によるシーズン2の各話レビュー。アンの通う学校の年長の少女プリシーが、担任のフィリップス先生と婚約した8回。理想の結婚生活をめぐってさまざまな思惑が錯綜し、クライマックスの結婚式では驚きの展開に!
【関連】賛否両論を巻き起こしたNetflix『アンという名の少女』シーズン2はどうなる?
『アンという名の少女』全話レビュー・あらすじまとめ/記事一覧
|
|
アヴォンリーの人たちが闘いもがく
『アンという名の少女』シーズン2第8話「事実を認めまいとしてもがく」。
泣いた、染みた、感動した。
プリシーとフィリップス先生の結婚式をクライマックスに、アヴォンリーの人たちが闘いもがくエピソード。
季節は冬。
フィリップス先生とプリシーの結婚式の日が近づいてきた。
マリラは、老眼鏡をしつらえに街へ出る。
プリシーは、「結婚生活と学業を両立させるわ」と言っているにもかかわらず、フィリップス先生は「妻の役割に専念してほしい。僕が出世できるように」と言う。
返事をしないプリシーに「妻の務めだ。そうだろう?」と半ば強引に「そのとおりね」と答えさせるのだった。
結婚式は近づいてくる。
ふたりの結婚に誰もが賛成なのかといえばそうでもない。
プリシーの母親、アンドリュース夫人は「まだ引き返せる」とプリシーに言うのだ。
アンドリュース夫人は、シーズン1で、アンを迎え入れたマリラを「PMSC(進歩的な母親の会)」に誘った人物だ。だから、「教養ある妻になって時代を先駆けてほしかった」と願う。
プリシーは、「まだ引き返せる」と言う母親に「私は大人よ。もう決めたの」と答える。
|
|
関連記事
-
-
シティポップだけではこぼれ落ちる80年代前夜のリアルを、スージー鈴木が小説『弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる』で語り直した理由
スージー鈴木『弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる』(ブックマン社):PR -
13回面接に落ちた先で出会った運命の相方。かが屋の今につながるバイトでの経験
求人ボックス:PR -
“映画館の上映作が選べるかも⁉下北沢のシネマ『K2』会員コミュニティ「PARTY」で“映画ファンの夢”を叶えよう
株式会社MotionGallery:PR -