ふたりのダウンタウン
冒頭で述べたように、松本に比べて浜田に対する批評はこれまで非常に軽んじられてきたように思う。この論考は、そうした状況へのひとつの異議申し立てとして作用することを願って書かれた。
最後にもう一度、タワーレコードのポスターのボディコピーを見てみる。
Q「ダウンタウンとは何ですか?」
松本「うーん…。難しいなぁ…」「…。浜田が決めます。」
浜田「俺? どうしよかな…。」「…『ダウンタウンとは、松本である』」
浜田はダウンタウンとは松本であると断じている。ただ、「…。浜田が決めます。」に象徴されるように、松本は松本で、ダウンタウンがどうあるべきかを浜田に投げてしまえる。ダウンタウンとしての意思決定を浜田に一任しているのだ。
浜田がダウンタウンと松本人志をイコールで結んでしまうほどに、半ば自虐的なほどに松本の「センス」を信じているのと同じように、松本も浜田の“正解を決める”能力を買っている。松本と比べ過小評価されがちな浜田だけれど、一番認めるべき相手はなんだかんだでその力を正当に認めている、ということの表れなのかもしれない。
だからふたり並んでMCとして出演する番組で、進行を浜田に一任して自分は「センス」業務に徹している。このバランス感覚こそがまさにダウンタウンだと思えてならない。
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