文筆家・荻原魚雷が、高円寺の街から、酒場から、部屋から、世界を読む「半隠居遅報」。 タレントのつるの剛士が5月30日、ネット上の声高な発言に対し言及したツイートに同調し、「普通の声で、ほんまこれ。」と投稿すると、これこそが「トーンポリシング」だと一斉に批判された。 トーンポリシングという言葉に初めて触れた筆者が思い浮かべたのは、吉行淳之介の昭和40年代の本の中の言葉だった。 人が「やむにやまれず」上げた声、その語り口、態度について考える。 吉行淳之介の言葉はトーンポリシングか 不勉強のせいか
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文筆家・荻原魚雷が、高円寺の街から、酒場から、部屋から、世界を読む「半隠居遅報」。 タレントのつるの剛士が5月30日、ネット上の声高な発言に対し言及したツイートに同調し、「普通の声で、ほんまこれ。」と投稿すると、これこそが「トーンポリシング」だと一斉に批判された。 トーンポリシングという言葉に初めて触れた筆者が思い浮かべたのは、吉行淳之介の昭和40年代の本の中の言葉だった。 人が「やむにやまれず」上げた声、その語り口、態度について考える。 吉行淳之介の言葉はトーンポリシングか 不勉強のせいか
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(おぎはら・ぎょらい)1969年三重県鈴鹿市生まれ。1989年からライターとして書評やコラムを執筆。著書に『本と怠け者』(ちくま文庫)、『閑な読書人』(晶文社)、『古書古書話』(本の雑誌社)、編著に『吉行淳之介 ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)、梅崎春生『怠惰の美徳』(中公文庫)などがある。毎日新聞..
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