2021年のお笑い界は“完璧な世代交代の年”。コットン、M-1の手応えは「決勝全然無理じゃない」
新たな関係性とネタを築きつつあるコットン。自ら認めるお笑い好きでもある西村真二に2021年のお笑い界を振り返ってもらった。そこからつながる自分たちの目標とは? そして、きょんが今年ひそかに抱えていた思いとは──。
【前編】芸歴10年目に改名したコットン「本当によかった」「メリットしかない」
賞レースにつながるようなライブを
──コットンさんは今月から主催のツーマンライブをスタートされるそうですね。
西村 もともと、ツーマンライブに対する憧れがあって。先輩のダイヤモンドさんが主催されているツーマンライブを全部観ているんですけど、ダイヤモンドさんにも、ゲストの方たちにも緊張感があって気合いが入ってるんですよ。そこでかけたネタを賞レースに持っていったりもされていて。僕らもそういう、賞レースにつながるようなライブがやりたいと、そのライブを手がけていた無限大プロデューサーの河谷(忍)くんと一緒にやることになりました。
きょん 河谷くんのイベントはいつもほぼ満席なんですよ。
西村 河谷くんの手がけるライブは内容がいいんです。
きょん 映像とかもカッコいいんですよ。芸人さんが舞台上にいないときから楽しませようという姿勢がすごく好きで。たとえばコントライブは、(指先を動かしながら)「トゥイン!トゥイン!シャン!シャン!ウィーン!……コットン!!」っていう映像で始まるんです。
西村 ……みなさん今日はありがとうございました! お疲れ様でした!
きょん おい! 俺が今映像やってる途中でしょうが!!
西村 いや、なんか遊んでるのかなと思って。
──河谷さんはたとえばどんなライブを手がけているんですか?
きょん 今、僕らが出させてもらってるのは、えーと……河谷くんのライブ名、難しくて。コントのライブが、人格三角丸(じんかくさんかくまる)。
西村 これはヤバいぞ。
きょん あ、仁丹三角丸!
西村 全然違う。
きょん 何あのタイトル、わけわかんない!
西村 『仁丹天丼丸三角(じんたんてんどんまるさんかく)』です。お前が言ってるのは船だよな。遠洋漁業かな? 漫才ライブのほうは覚えてる?
きょん えっと……縦型機長と、ボンチョウ女子?
西村 飛行機の機長のこと? 『三八紳士と緞帳淑女』な。
きょん 惜しいー!
西村 どこがだよ!!
──(笑)。話を戻しまして、ツーマンライブ初回のゲストはニッポンの社長のおふたり。
きょん 僕、ニッ社さんの漫才もコントも本当に好きで。
西村 あれだけ勢いのある今のニッ社さんを呼ぶことで、自分たちにもプレッシャーがかかるじゃないですか。それくらい気合い入れたものにしたいなというのはあります。
きょん これからいろんなゲストを呼んで、いいライブにしたいですね。