【写真35枚】『M-1グランプリ2021』決勝進出者発表会見レポート「お笑いファンが高熱のときに見る夢みたいなメンツ」9組のコメント

『M-1グランプリ2021』ファイナリスト

文=梅山織愛 編集=鈴木 梢 撮影=長野竜成


12月2日(木)、『M-1グランプリ2021』決勝進出者発表会見が行われ、出場者過去最多6017組のし烈な戦いを勝ち抜いた9組が登壇した。決勝に進出したのは、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイ。

『M-1グランプリ2021』決勝進出9組が決定、初出場は真空ジェシカら5組

同日に行われた準決勝は、ひと組目の滝音から最終26組目のさや香まで大爆笑のまま幕を閉じ、誰が選ばれてもおかしくない大混戦に。会見のMCを務めた麒麟・川島明も「全員がウケておりました。その中でも9組がさらに爆発していた」と振り返った。

麒麟・川島明
麒麟・川島明

ファイナリスト全9組の決意表明

昨年は敗者復活からの決勝進出となったインディアンス。今年はストレートで決勝進出を決め、田渕章裕は「今年はマジで優勝しようときむと約束してがんばってきたので、むちゃくちゃうれしい。うれしいという言葉しか知らんから使いますけど、もっとほかの言葉あったら教えてほしい! うれしいという言葉以上にうれしい!」と感情を爆発させた。

インディアンス(左:田渕章裕 右:きむ)
インディアンス(左:田渕章裕 右:きむ)

さらにその後も「うれしい!」を連発する田渕に、「もうええわ!」と、きむが鋭いツッコミ。「漫才になっちゃいましたね」と田渕が笑うと、会場からも拍手が起こった。

プロダクション人力舎からは、アンタッチャブル以来の決勝進出となる真空ジェシカ。会見では、川北茂澄がイラストのイルカを頭からぶら下げて登場。川島を「何から触れればいいんでしょうか……」と困惑させるが、コメントを求められると「準決勝に来るのも初めてだったので、(決勝に)行けるわけないと思ってた。なので、すごくうれしい」とまじめにコメント。「あ、至ってまじめなコメントされるんですね……」とますます困惑させる。

真空ジェシカ(左:ガク 右:川北茂澄)
真空ジェシカ(左:ガク 右:川北茂澄)

かと思えば、「すいません、さっき待ち時間にエクセルをイジってたら、イルカ出てきちゃって……」と、不思議な世界観へ突入。マスクに「もっと猫らしくありたい」という謎の文が流れていることについて聞かれると「すいません。これ自我ニャン(自我が強い猫)でした」と回答。川島から「こういうことする奴ほど不安なんです」と言われる始末だった。

つづいて呼ばれたモグライダーも、マセキ芸能社ではナイツ以来の決勝進出。心境を聞かれ、芝大輔は「本当にお待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません」とコメント。ともしげは「僕がモグライダーって名前つけたんですよ。そのせいで、地下に潜ってた時期が長かったと思うんですよ。だから地上にモグライダー出るぞと考えております!」と、初の決勝に向けて決意表明をした。

モグライダー(左:芝大輔 右:ともしげ)
モグライダー(左:芝大輔 右:ともしげ)

そんなともしげは、さらに「塙さんから、僕は調子に乗るとおもしろくないと言われてる。だから(決勝までの)この期間は調子にだけ乗らないようにする」と宣言。しかし川島から「今、調子乗ってますよ」と指摘され、「今日だけは浮かれますね(笑)」と念願の決勝進出に喜びを隠せない様子だった。

3年ぶり3回目の決勝進出となるゆにばーす。「『M-1』で優勝したら芸人を辞める」と宣言している川瀬名人は、「また辞める機会をいただきました」と強い眼差しを向ける。そんな川瀬に対して、はらも「川瀬が優勝したら辞めるんですけど、私も辞めてやろうかなと思います」と突然の告白。

ゆにばーす(左:はら 右:川瀬名人)
ゆにばーす(左:はら 右:川瀬名人)

さらに「優勝したらお金をもらって退社する。これが本当の寿退社ではないでしょうか」と言い放ち、山口百恵の引退セレモニーのようにマイクを床に置く。そんなふたりに川島は「バンと爆発して優勝して、きっぱりこの世界辞めていただきたいと思います」とエールを送った。

準決勝3回目でついに勝ち上がったロングコートダディ。ランジャタイやモグライダーなど地下ライブで切磋琢磨してきたメンバーが多い今回の決勝について、堂前透は「本当にすごいメンツだと思います。週4くらいでお笑いライブ通ってるファンが高熱のときにみる夢みたいな」と秀逸なたとえを披露し会場を沸かせた。

ロングコートダディ (左:堂前透 右:兎)
ロングコートダディ (左:堂前透 右:兎)

そして盤石の強さを見せ、3年連続の決勝進出を決めたオズワルド。第一声から畠中悠が「3年連続の決勝進出ということで、自分のことのようにうれしい」とボケをかまし、余裕を見せる。だが、そんな畠中の様子を受けた伊藤俊介は「畠中は知り合いが多いとボケる。ずっと地下ライブとかで一緒だったメンバーがめちゃくちゃ多いんで、非常に安心してる」と暴露した。

また、これまで2年連続でオズワルドの前の組が優勝、さらに準決勝では3年連続で決勝進出を決めている(2019年がトム・ブラウン、2020年がおいでやすこが、2021年はもも)という。このジンクスについて伊藤は「すごい嫌な役割になってる。なんでこんなで順になるんだろうって元をたどったら6年前くらいに電撃ネットワークさんのあとにネタやったことありました」と笑いを誘った。

オズワルド(左:畠中悠 右:伊藤俊介)
オズワルド(左:畠中悠 右:伊藤俊介)

最年長記録を今年も更新した錦鯉・長谷川雅紀。今回は「50歳からの伸びしろ」を個人的なテーマに掲げていることを明かした。そんな長谷川に対し、渡辺隆は「まさか50歳の相方を連れて決勝に行けるとは思っていなかった」と思いを馳せる。今年こそ優勝を狙うのかと思いきや、錦鯉として長谷川が出場できる「56歳まで優勝は引っ張りたい」と話した。

錦鯉(左:長谷川雅紀 右:渡辺隆)
錦鯉(左:長谷川雅紀 右:渡辺隆)

コンビ結成4年目ながら、この戦いを勝ち抜いたもも。金髪がトレードマークのまもる。は心境を聞かれると、「いやーうれしいですね」と照れ笑い。スーツ姿で照れる様子を川島から「成人式で調子乗って前出てきた奴」とたとえられた。

もも(左:まもる。 右:せめる。)
もも(左:まもる。 右:せめる。)

また、「もも」はエントリーナンバーが6ということで、ひと桁のエントリーナンバーで決勝進出を決めた初のコンビに。「せめる。」が「M-1には(名前を)刻めたかなと。もう負けてもいいです」と発言すると、「まもる。」が、すかさず「よくない! よくないねん!」と注意。微笑ましいやりとりに川島からは「ご成人おめでとうございます」とコメントが送られた。

そしてラストに登場したのはランジャタイ。コメントを求められると「僕らの前の前がももで、ネタが丸被りだったんです」「25組一斉に出ると思ってた」「エントリーシールは充電が切れてました」と国崎和也が大暴走。これには川島も「もしかしたら決勝8組でやるかもしれません」と言い放った。

ランジャタイ(左:伊藤幸司 右:国崎和也)
ランジャタイ(左:伊藤幸司 右:国崎和也)

年に一度のこの戦いを勝ち抜き、2021年最後に笑うのはいったい誰なのか。注目の決勝戦は、テレビ朝日で12月19日(日)夜6時34分より放送される。


この記事の画像(全36枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

梅山織愛

(うめやま・おりちか)1997年生まれ。珍しい名前ってよく言われます。編集者・ライター。自他共に認めるミーハーなので、いろいろハマりますが、アイドル、お笑いが特に好きです。あと、チョコレートも詳しいです。