芸歴10年目に改名したコットン「本当によかった」「メリットしかない」

2021.12.9


この男、モノボケ最強

──では、最近は西村さんがクローズアップされることで、コットンおふたりの本来の関係性がうまく出ているということですね。

コットンきょん

きょん そうですね。にっくん自身がめちゃくちゃやりやすくなったと思います。イジりゾーンに入ったときの彼はめちゃくちゃおもしろくて、止められないです。

西村 あと単純にボケやすくなりましたね。今までだと平場でもツッコミに徹していましたけど、今は大喜利とかモノボケとか、何やっても楽しく感じる。

きょん あ! モノボケはね、たぶんにっくんが吉本で一番強いですよ。

コットン(左:西村真二 右:きょん)
焦る西村

西村 お前どうすんだよ、QJWebで「この男、モノボケ最強」って書かれたらヤバいよ。

きょん いいじゃん! 書いてもらおうよ。

西村 まあ、これまでは“まじめなヤツががんばってボケてる”と見られていたんですよね。

きょん 前は、にっくんがボケたら、お客さんも芸人さんも「急にボケてどうした?」という感じだったんですよ。それが一切なくなりました。先日幕張(よしもと幕張イオンモール劇場)で『幕張お笑い研究所主催 お笑い能力測定会〜にっくん編〜』というライブがありまして。ダンスとかエチュードとかいろんなことをやっていくんですけど、そのときのモノボケがね、僕が今まで観てきた中でいっちばんおもしろかったです。

西村 これまでモノボケ3つくらいしか観てこなかったんじゃないの(笑)。

コットン(左:西村真二 右:きょん)
モノボケ全然観たことないかもしれないきょん

きょん そんなことないよ。相方に対してこんなふうにあまり思わないじゃないですか。でも本当におもしろかった。

──ちなみに、どんなモノボケだったか、思い出せる範囲で教えていただけますか?

きょん えっとね、僕が覚えてるのが、目覚まし時計があって。見たらお客さんも芸人もすぐ目覚まし時計ってわかる「ザ・目覚まし時計」なんですけど。それをバーンって置いて、すぐふた閉めて、「レッツ!」……なんだっけ?

コットン西村真二
「えっ?」

西村 えっ?(笑)

きょん 「レッツ!」じゃないっけ? 「What’s Clock!」? もうわかんない! なんでそんなこと聞くんですか!

──すみません(笑)。

きょん 「今、何時ですか」を英語で言ったんだっけ? ね、やってたよね? あれおもしろかったなー!

西村 ……どうしたらいいですかね。

コットン(左:西村真二 右:きょん)
得意気なきょん

きょん あと、(見栄を切るようにして)天狗もやってたよね!

西村 それは歌舞伎。

きょん 全部を歌舞伎でやる時間があったんですよ。それもおもしろくて。相方はモノボケめっちゃ得意なんだってわかりました。

西村 きょんはお笑いがそんなに好きじゃなくてあんまり観てないから、こうなっちゃうのかもしれないですね。

きょん お笑い好きじゃなきゃ芸人やってないから!

西村 もともと俳優コース出身ですから。

きょん 俺がワタナベエンターテインメントの養成所の俳優コース受けてた話やめろ!

西村の観られ方が変わって、幅が広がった

──きょんさんもとてもおもしろいですが(笑)、改名以降は西村さんがボケたときにも、お客さん側に笑う土壌ができたということですね。

コットン(左:西村真二 右:きょん)
アイドルっぽい写真

西村 「あ、こいつ笑っていいヤツなんだ」と思われるようになったんだと思います。やっぱりこれまでは、何を言ってもお客さんとの間に壁があったんですよ。「シュッとして仕切って、いけ好かないヤツだな、鼻につくな」と感じられていたんでしょうね。

大喜利でも、名前を伏せた状態ならまあまあ受け入れられるのに、名前を出すと全然ダメだったりということもあって。それが最近は「こいつも変なこと言うヤツ、笑っていいヤツ」というふうに思っていただけるようになったことで、お笑いがさらに楽しくなりました。

きょん なんか、一緒にやれてるって感じがします。今までそんなことなかったのに、最近のにっくんは平場で僕に「カンチョー!」とかやってくるようになって。

西村 ちょっと待って、「お笑いが楽しくなった」のコメントのあとに、そのエピソードヤバ過ぎるって!

コットン(左:西村真二 右:きょん)
ヤバいことばっかり言うきょん

きょん だって本当に「カンチョー!」とかやってくるじゃん。

西村 ヤバいヤバい。

きょん そういうの見ると、「うわ、楽しんでるわー」と思うよ。一緒にお笑いやれてるなーって。

西村 今この瞬間、一緒にやれてないって!

コットンきょん
カンチョーしやすそうなきょん

──(笑)。そういう関係性や西村さんの観られ方の変化は、ネタにも反映されるものですか?

西村 そうですね。今まではあまり特徴のない、“小器用に動けるヤツとプレーンなツッコミ”という感じだったんです。でも最近は僕がボケまくるネタとか、きょんがツッコミになるネタとかもできるようになって。平場のイジられ方に応じて、ネタの幅はかなり広がったかなと思います。

あと、僕のツッコミ自体も今まではあまり受け入れられていなかった。その理由として、「いやお前みたいなヤツが言うなよ」とか、「恵まれて育ってきたヤツのそんな偏見求めてないよ」みたいに思われてた部分があるような気がするんです。それが最近は「あ、こいつも変なヤツだから」と思われるようになったからか、僕のツッコミのワードでも笑ってもらえるようになった。

きょん 僕らは今、どっちがボケ、どっちがツッコミというのがないかもしれないよね。ネタによって変化できるコンビになった気がします。

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Written by

釣木文恵

(つるき・ふみえ)ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。

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