ダイアンは、まるで恋人関係?
──友達の期間より、コンビを組んでからのほうが長いですが、友達時代と変わったことはありますか?
津田 いつの間にか相方になってたんで、そこの境目があんまりないですね。今日から相方や!ってなったわけでもないし。呼び方くらいですかね。昔は「ゆーきゃん」って呼んでましたけど、今は「西澤」。西澤は俺のこと「相方」としか呼んでくれなくなった。昔は「津田ちん」って呼んでくれてた。

ユースケ 僕は、本来「津田」って呼ばないといけないじゃないですか。でもそれが悔しくて悔しくて。「津田」って呼ぶのって、ビジネスの感じがして嫌なんですよ。僕の中ではずっと「津田ちん」やし、「ニンニク博士」でもあるし。あのころの津田ちんで止まってるんですよ。見る目は変わってないです。ずっとアホやってるなぁって。俺も負けんとアホやって……って感じですね。
──この機会に、相方の特に好きなところを教えてください。
津田 俺そういうのはね、今まで一回も答えたことないんですよ。
ユースケ ……そんなんできるようになったん? 自分でしっかり振り出してるやん。テクニックを身につけてますわ。
津田 (笑)。嫌いなところがないっていうのが、好きなところかな。
──とても素敵です! 恋人とかでも、好きなところをたくさん挙げられるよりも、嫌いなところがないほうが長つづきする、というのを聞いたことがあります。
ユースケ なるほど。
──なんだか、恋人に見えてきました。
津田 せやろ?
ユースケ 「せやろ?」ってお前……。
津田 あ、失礼しました。長くしゃべってわけわからんくなってきた。まあ、ある意味恋人なのかもしれんな。

ユースケ (津田の好きなところは)大雑把なところですかね。でも、好きと嫌いって紙一重やったりするじゃないですか。雑なところが、好きなところでもあり、直してほしいところでもありますね。
津田 好きなところだけでええやん(笑)。なんで半分悪いところ言うねん。僕は嫌いなところで言ったら、逆に細かいところかな。自分の中でルーティーンが決まってて、頑固で、柔軟性がないんで。どつき回したろかなって思うときもありますね。包丁持ってたら刺したろかなって思うときも。
──先ほど、嫌いなところはないと仰っていたのに……。
ユースケ どうしたん?(笑)
──お互いに、感謝の気持ちを伝えていただいてインタビューを終えたいと思います。
津田 NSCで出会わんと、地元で会えたことがありがたいと思っています。滋賀県愛知郡愛知川町に産まれてくれてありがとう。
ユースケ 感謝……そうですね、やっぱりどうしてもあの話に……。
津田 もうええて、ホンマに。
ユースケ あの日あのときあの場所で、小瓶の中のニンニク入れろって教えてくれたからこそ、僕はほかのツレにもそれを伝えられたし、大人になった気がしました。結局、大人の階段登ったのをコイツが手を引いてくれてたんだなって。初めて僕がニンニクを入れた日。あれは死ぬまで忘れないと思います。これからも、俺の「ニンニク博士」として前を歩いてほしいと思います。
──ありがとうございました。

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