かまいたちは、大阪に恩返しがしたい。山内は47歳で大阪に戻り、濱家は55歳でトミーズ雅になる

2021.4.20
かまいたち

編集・文=佐々木 笑 撮影=TOWA


かまいたちが上京して3年が経った。

全国区で大活躍、まさに順風満帆なかまいたちだが、関西・島根ローカルなど、地方番組の仕事も決して怠らない。そしてこの多忙期、2021年1月から新たに冠番組『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)が始まった。

番組の総合演出を務める中村拓馬は、こう語る。

「オファーをしたのは2020年の10月ごろ。この忙しいタイミングで関西ローカル番組なんて受けてくれへんやろうな、って不安がスタッフ全員あったんです。でも、オファー投げて3日後にOKをくれた。みんなで驚きました。ふたつ返事で受けてくれたことに、感謝しかないです」。

本取材は「かまいたちに大阪愛を聞く」ものだと本人たちに伝えると「その話題だったらぜひ語らせてほしい!」と、前のめりで快く取材を承諾してくれた。

どんなに状況が変わっても、かまいたちの根源は“大阪”にあった──。

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かまいたち

かまいたちの目標は「大阪に帰る」こと

かまいたち
かまいたち。2004年5月に結成し、数々の賞レースで結果を残す。2018年4月に上京

──かなりお忙しい時期だと思いますが、東京と大阪はどのくらいの頻度で往来していますか?

山内 平均でいうと週1くらいかな。

濱家 それでもコロナになってからめっちゃ減りましたね。

──移動も多くて大変ですよね。

濱家 でも僕、東京大阪間の新幹線移動めっちゃ好きなんですよね。2時間半、全然苦じゃないんです。

──その時間にお仕事されたりするんですか?

濱家 まぁちょっとネタ考えたりとか。

山内 いや、ネタは考えてない。寝てるはずです。

濱家 (笑)。いや寝てるかどうかは知らんやん。

かまいたち
濱家 隆一(はまいえ・りゅういち)1983年11月6日生まれ。大阪府出身

──2021年1月からさらに新しい冠番組(『これ余談なんですけど・・・』)も始まりました。正直、多忙なかまいたちさんが関西ローカル番組を増やすことに驚きました。

濱家 でもまぁ東京で収録させてもらってるし、僕らからしたらありがたいなっていう。

山内 今は配信サービスとかもあるんで、関西ローカルとか島根ローカルとか、そんな括りはあんまりないなと思って。

濱家 島根ローカルは関係ありますけどね。

山内 いやいや関係ない。でも『かまいたちの掟』(TSKさんいん中央テレビ)は配信サービスの広告がすごい長い気がします。

──驚いたのと同時に、関西への愛のようなものを感じました。

濱家 そうですね、特にABCさんは。コンビ組んで一番最初に取らせてもらった賞が「ABCお笑いグランプリ」だったので、そこからずっとお世話になってるし、『M-1』がなかったら今の僕らはないと思ってるんで。そういう意味では、逆に恩返しさしてもらえるほうがありがたい。最終的には大阪帰りたいんで。

──そうなんですね?

濱家 55歳。

──明確に。

濱家 はい。あと20年くらい東京で仕事できたらいいなって。やれるところまでお金稼いで、大阪戻って、最終的にはトミーズ雅さんみたいになりたいなって思ってます。

──そうだったんですね(笑)。濱家さんは55歳で大阪に戻られるとのことですが、山内さんは?

山内 47歳。

濱家 早っ! あと7年!?

山内 ケリつけたいっすね。

濱家 「ケリつけたい」っていやいや仕事やってるみたいになってるし……(笑)。

かまいたち
山内 健司(やまうち・けんじ)1981年1月17日生まれ。島根県出身

──山内さんも、地元・島根に戻るわけではなく、大阪に?

山内 島根には戻らないかな。今思えば、大阪は適度に静かですごい過ごしやすかったなって。

濱家 まだ2、3年目くらいだからなのかもしれないけど、やっぱ東京ってめっちゃ楽しいんすよ。時々表参道とか代官山とか歩いたりしてるんですけど、ほんま最先端。仕事でもいろんな業種の方に会えるし、めちゃくちゃ楽しいですけど、ずっと仕事もらいつづけられるほど甘いとこでもないやろうなって思います。

6本撮りなんて、なんにもしんどない

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佐々木 笑

(ささき・えみ)1996年生まれ。宝島社ムック局編集部のち、フリーランスの編集者・ライター。笑と書いてエミ読みます。本名通りお笑い大好き人間に育ちました。『フワちゃん完全攻略本』『#麒麟川島のタグ大喜利』『KOUGU維新 公式本で、イザ参ラン!』(すべて宝島社)など。アイコンは川島さんに描いていただ..

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