【浴衣写真も】よしもと芸人総勢50組が万博記念公園に集結!4時間半の『マンゲキ夏祭り2025』をレポート【よしもと漫才劇場10周年企画】

「お笑い界の未来を担う若手芸人のための劇場」として大阪・なんばによしもと漫才劇場(マンゲキ)がオープンしたのが2014年12月のこと。よしもと漫才劇場10周年となるこの夏、野外イベント『マンゲキ夏祭り2025』が万博記念公園で開催された。劇場に所属する現役のマンゲキメンバーに加え、劇場を卒業したメンバーや東京のマンゲキメンバーまで総勢約50組が集ったこの日の模様をレポートする。
目次
「暑さどうですか?」「最悪!」から始まる4時間半の夏祭り

普段のライブでもおなじみの、ギャグ芸人やラップ芸人によるオープニングアクトが終わった17時。よしもと漫才劇場を代表するダブルヒガシ、カベポスター、フースーヤの3組がステージに登場。提灯(ちょうちん)がずらりと並び、櫓(やぐら)を模したステージに現れた浴衣姿のメンバーに大きな歓声が上がる。
「スキンケア大学です」とあいさつするフースーヤの谷口理と、白い浴衣にひとりだけ白い日傘を差した涼しげな出で立ちの田中ショータイム。あまりの暑さに、ダブルヒガシ大東翔生が観客と「暑さどうですか?」「最悪!」のコール&レスポンスを試みようとする一幕も。

まずは「宴の幕開け!ネタ祭り!」からスタート。息つく間もなく再登場したフースーヤが漫才中に浴衣をまくり上げて下着を見せる。ショータイムは浴衣用の肌着を着ていたが、谷口はガチパンツ。

続くマユリカも浴衣をまくるが、当然のようにふたりともパンツで、特に中谷はおなじみの黄色のブーメランパンツだった。その後も賞レースファイナリストやチャンピオンが続々登場する豪華なネタパートに、会場は大きな笑いに包まれた。



18時、「宴も白熱!コーナー祭り!」がスタート。前半はドーナツ・ピーナツのMCでコットン、ニッポンの社長、ロングコートダディの東京チームと吉田たち、ダブルヒガシ、天才ピアニストの大阪チームに分かれ、まずは「サインボール玉入れ」で対決。1チームずつサインボールをステージ上のカゴに放り込み、相手チームがうちわや浮き輪などの夏グッズでそれを妨害するというものだが、さっそくニッポンの社長・辻皓平がドーナツ・ピーナツのピーナツをサインボール代わりに客席に投げ入れようとしたり、コットンきょんが妨害するために用意された麦わら帽を被って山咲トオルになりきったりと、すんなりとは進まない。

東京チームは大阪チームが妨害する間もなく、カゴからカゴへとボールを直接流し込んで早々に決着。サインボールを客席に投げ入れる時間にもロングコートダディ・堂前透がこっそりダブルヒガシ・東良介にボールを当てるなど、そこここでいろいろなことが起きていた。

続いて芸人と観客とで戦う「スイカ割りタイムアタック」。代表者が目隠しをして芸人あるいは観客の誘導によってスイカのビーチボールを叩けるまでの時間を競う。

芸人チームの代表はニッポンの社長・ケツ、観客チームの代表はロングコートダディ兎。兎が目隠ししているのをいいことに辻とピーナツが浴衣を脱がすが、兎は脱がされたことよりも「あれ、あんまりウケてない?」とウケを気にしていた。
マユリカ、ビスブラ、さや香らが客席を練り歩く

「コーナー祭り」後半はカベポスターMCによる「借り物競争」。東京チームはマユリカ、ビスケットブラザーズ、さや香、ミキ、大阪チームはセルライトスパ、隣人、フースーヤという面々。東京メンバーを見て思わず「大阪やけどな?」と言う谷口。ステージからふたりが客席に降りてお題の品を借りてくるというシンプルなコーナー。
「(客席に)降りてウワーッとなってほしいから……」というフリで谷口が発表した大阪チームのメンバーはセルライトスパ・肥後裕之と隣人・中村遊直。思わず「ショータイムと永見(大吾)行けや!」と言ってしまうカベポスター浜田順平。役割を押しつけ合っていた東京チームはまずミキ昴生が選ばれる。一緒に行くメンバーを昴生が指名することになり、選んだのは亜生。ミキそろっての選出を受け、大阪チームが再びメンバーを相談するも、「ミキさんが来るんだったらこっちも……」と盛大に振った上で結局肥後と中村になった。
まず借りてくるのは「芸人のアクスタ」。自身のアクスタや珍しいアクスタは高い点数がもらえる。昴生は小学生の男の子がバッグにつけていたという武者武者のアクスタをバッグごと持ち帰る。亜生が借りてきたのは未開封のラバーストラップ。その場で開けてみたところコットンが出て「最悪や!」と叫ぶ。亜生は落ちていた日傘も持っており、ステージ上から呼びかけると持ち主が判明。「お姉さんが絶対日焼けせんように持ってく!」と伝えていた。

大阪チームは中村が「見たことないフースーヤのアクスタ」を借りてくる。中世ヨーロッパ風の扮装をしたアクスタは関西電力のイベントのときのもの。谷口の「関西電力とツーマンやったんですけど」との説明にすかさず浜田が「タイマン相手でかぁ」と反応していた。

肥後はいつまで経ってもステージに戻ってこず、「ウォーリーをさがせ!」ならぬ「ヒーゴーをさがせ!」状態に。カメラマンとのあうんの呼吸で、スクリーンに限りなく引いた状態の客席からグッと肥後にフォーカスが当たる様子が映し出され、会場は爆笑に包まれた。大きなビスケットブラザーズのアクスタと、その1/4もない小さなセルライトスパのアクスタを肥後が見つけていたことから、大阪チーム勝利となった。
続いて「懐かしいもの」を借りてくることになり、今度は肥後だけがステージに戻り、全員が客席に。人気者が何組も同時に客席を練り歩く状況に、観客は大いに盛り上がった。
「この日のために痩せてきた」盛山の姿も
19時半、日が落ちて提灯に明かりが灯り、ようやく暑さも落ち着いたころに「中田カウス 漫才のDENDO」がスタート。エバース、バッテリィズ、ツートライブ、もりやすバンバンビガロ、見取り図が立て続けにネタを披露。



バッテリィズのエースは「すごいっすね、大量の人」とつぶやき、見取り図・盛山晋太郎は「この日のために痩せてきました」と観客を煽る。アインシュタインのネタでは、稲田直樹が呼びかけるくだりで客席から「イェーイ!」と声が上がる。本来は反応がない前提で進むネタだが、野外の祭りならではのハプニングに笑いが起きる。

ネタが終わると、中田カウスとアインシュタインによるトークコーナーへ。夏祭りの観客についてカウスに聞かれた稲田が「なかなかいいですね」と答えるとすかさず河井ゆずるが「なんでそんな上からやねん」とツッコむ。ふたりの出会いを聞かれて「マッチングアプリ」と答えたり、河井の「普段から抜けてるところがある」という相方評に「髪の毛がか!?」と食ってかかったり、稲田がボケまくるトークが展開された。

マンゲキメンバーが一堂に会する「燃え上がれ!大団円!」では、20世紀がいつもやっているくだりをスナフキンズ・朝地亮介バージョンでやってみたり、この日のためのコラボフードがダブルアート真べぇのものと例えば炎・タキノ ルイのものでかなり被っていることが報告されたりと、随所にマンゲキらしいわちゃわちゃを挟みながらコーナーが1時間たっぷりと繰り広げられる。21時半、実に4時間半にわたる『マンゲキ夏祭り2025』は大盛り上がりのなか幕を閉じた。
『マンゲキ夏祭り2025』舞台裏レポート動画&芸人浴衣ギャラリーも!
翠星チークダンス・ちろるが特別レポーターとなり、ニッポンの社長、ビスケットブラザーズ、マユリカ、セルライトスパ、フースーヤ、例えば炎の舞台裏をお届けします!
浴衣に身を包んだ芸人たちの撮り下ろしカットも公開中!
『夏のマンゲキ2DAYSジャック in IMM THEATER』公演情報
8月12日(火)&8月13日(水)、よしもと漫才劇場、森ノ宮よしもと漫才劇場、渋谷よしもと漫才劇場、神保町よしもと漫才劇場の4館が一丸となるイベント『夏のマンゲキ2DAYSジャック in IMM THEATER』が開催!
2025年8月12日(火)
『マンゲキネタ祭りTOKYO』
開場14:30/開演15:00/終演16:00
出演者:アインシュタイン、見取り図、カベポスター、ダブルヒガシ、フースーヤ、天才ピアニスト、蛙亭、滝音、ほか
会場:IMM THEATER
チケット購入はこちらから
『カベポスター・ダブルヒガシ・天才ピアニスト・フースーヤの推してまえ!ワチャラチャ忍忍TOKYO』
第一部:開場16:30/開演17:00/終演19:00
第二部:開場19:30/開演20:00/終演22:00
出演者:アインシュタイン、見取り図、カベポスター、ダブルヒガシ、フースーヤ、天才ピアニスト
会場:IMM THEATER
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2025年8月13日(水)
『オールマンゲキTOKYO~漫才劇場×渋谷×森ノ宮×神保町の4劇場から大集結!巻き起こせマンゲキ旋風~』
第一部(MC:金魚番長&例えば炎):開場11:30/開演12:00/終演14:00
第二部(MC:カベポスター&エバース):開場14:30/開演15:00/終演17:00
第三部(MC:ツートライブ&アイロンヘッド):開場17:30/開演18:00/終演20:00
会場:IMM THEATER
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