M!LKインタビュー――“誰かの人生を豊かにするグループ”その目標に向かって高め合える5人

2020.7.1


誰かの人生を豊かにするグループを目指して

――『Juvenilizm-青春主義-』も迷いのなさが見える、強い作品に仕上がっていましたよね。第2章のスタートのような、決意を感じます。

山中 最近になって、僕たちとスタッフさんで作り上げてる感じがすごい大きくて。いただいたものを一生懸命やることから、一歩先へ進んだ気がしてます。僕たちからアイデアを出すことが多くなったし、作品のよさをどうやったら引き立てられるか考えることも増えました。みんなの意識がすごく変わってきてるように感じます。歌もいい曲がすごく増えたなって。

――リード曲の「Winding Road」は、作詞・作曲が園田健太郎さん。M!LKと付き合いが長いだけあって、今の5人だから歌える作品になっているな……と。

山中 あの人は、天才ですね(笑)。今回のアルバムも、ボーカルディレクションとして立ち会ってくれまして。M!LKのことをたくさん知った上で指示をしてくれたので、すごいやりやすかったです。

塩崎 単純に僕らもわかることが増えてきたんですよ。音楽やバンド、演出のこととか。だからこそ、自主的に動けるようになりました。ライブも結局は自分たちが魅せるものだから、「よくしたい」っていう思いはそれぞれにあって。最近は指示されたものをやるんじゃなくて、「やりたい」って思ったことをやってます。『M!LK LABO+』も、そのひとつ。勇斗がやりたいって言ったから、こうやってやれてるし。

M!LK「Winding Road」MUSIC VIDEO

――そういえば山中さんは、2020年のやりたいことに音楽制作を挙げていましたよね。

山中 そうですね。パソコンで打ち込みをやろうとしてます。

佐野 ジャン(海渡)に機材をもらったけど、全然使ってないじゃん(笑)。

山中 めちゃくちゃいろいろ教わったんですけど、やってないですね……(笑)。

吉田 ジャンはひとつのことを掘り下げる性質だよね。どちらかというと俺らは、なんでも器用にこなせるタイプというか……。

佐野 良くも悪くも広く浅い(笑)。

――変幻自在にいろんなものと溶け合うM!LKには、大切な要素かもしれないですね。

山中 僕は自分たちで曲を作って、衣装も手がけて、演出もやっていくのが理想だと思ってるので。少しずつできることの幅を広げていきたいです。

吉田 みんな「やってみたい」っていうのがあって、すごいですよね! 僕は歌って踊れるステージがあればじゅうぶんなので。

曽野 そんなこと言って、仁人くんもめちゃくちゃ服に興味を持ち始めてるじゃん。柔くんの影響でサングラスも買ったし。今日なんて新しく買ったカバンを見せてくれたんですよ! だんだんみんな進化していってる。

山中 僕は最近、ヘアメイクを覚えたいって思い始めました。あとは、振り付け!

――この5年間で、表現の幅も広がったということですね。

佐野 しっかりと目標を見据えてるし伝えられることも増えたので、たくさんの人に僕たちを見てほしいですよね。もっと周知してもらえるような、すごいグループになりたいです。

――その“すごいグループ”の条件ってなんだと思いますか。

佐野 俺が思うのは、その人の人生を豊かにできるグループ。

吉田 かっこいい! そうだと思う!

佐野 便乗するなって(笑)。応援してくださる方がおじいちゃんおばあちゃんになったとき、「あのときM!LKがいたからがんばれた」って思ってもらえるような存在になりたいですね。

吉田 この5人ならなれるでしょ。親バカじゃなくて、今のM!LKなら絶対に大丈夫だって思ってるので。いろんな人に「M!LKを応援してよかった」って感じてほしいよね。まだまだ、僕らを知ってくれた人に恩返しし切ってないし。全員にお会いして、すごいグループになるまで辞められないです!

M!LK
2014年11月結成、2015年3月にデビューを果たす。メンバーは音楽活動に留まらず、ドラマ、映画、舞台、モデルと幅広く活躍している。




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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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