M!LKインタビュー――“誰かの人生を豊かにするグループ”その目標に向かって高め合える5人

2020.7.1

(写真左から)吉田仁人、山中柔太朗、佐野勇斗、曽野舜太、塩﨑太智
文=坂井彩花 写真=高橋マナミ


どんな表現も柔軟に受け入れ、変幻自在の魅力を届けるM!LK。何度回り道を重ねても逃げずに“僕らをつづける”彼らは、誰よりもまっすぐだった。

何色にでも染まれるということは、きっと何にでもなれるということ。環境が変わっても、目標意識は変わらない。夢を叶えるためなら失敗だって厭わない彼らの原動力に迫る。

※本記事は、2020年4月25日に発売された『クイック・ジャパン』vol.149掲載のインタビュー記事に加筆・修正をしたものです。


トライを重ねて進化しつづける

――M!LKは、どのようなユニットですか。

吉田 もともとのコンセプトである“変幻自在に活動していく”は、僕たちの芯を捉えてると思ってます。いろんなことに一生懸命になれるグループだし、一人ひとりの秘めてるものが強いので。

佐野 体制が変わっていくなかで、いろいろなことを試してきたよね。今の僕らだからできる、“なう”なものを常にお届けできるように。

吉田 トライの数がすごいと思う。変わることを恐れないっていうか……。チャレンジ精神がすごいよね。

曽野 リリースイベントでも、立ち位置を変えてみたり役割を振ってみたり。自分たちに合った形を探して、ちょっとずつ作っていってます。

吉田 いつの時代も楽しく活動してるっていうのは変わらないかな。

塩崎 みんな意外とガキのまんまだし(笑)。

――みなさん、本当に仲がいいですよね! 『M!LK LABO+』の雰囲気そのままというか。

曽野 『M!LK LABO+』は、素の僕らだと思います。

吉田 楽屋で撮ったやつとか、いつもの会話まんまだもんね。仲がいいのも強みのひとつ。だからこそ真剣に向き合って、ネガティブなことも言い合えるので。

M!LK LABO+「【32秒】Banzai一緒に踊ろ〜!!【本人による踊ってみた有り】」

――2019年には結成5周年を迎え、2020年1月末のメンバー卒業を経て、5人として再出発したわけですが、新体制になってから目標やマインドに変化はありましたか。

佐野 昔から変わってないです。初めて雑誌に載せてもらったときから、歌合戦の司会とドームツアー、自分たちが主役のバラエティー番組を持つことが僕たちの目標。5人になってからのほうが、目標意識はもっと高まったくらい。進化してると確信できてるので。

曽野 それぞれしたいことはあるけど、M!LKとしての目標は定まってますね。5人が同じ方向をちゃんと見てるのが、今だと思います。

――その目標を達成するために、必要なことはなんでしょうか。

山中 やっぱりつづけることだと思ってて。活動を辞める辞めないの話ではなく、進化しつづけることをやめないというか。こうやってみんなが同じ方向を向けてるのは、すごくいい状態だと思いますし。ライブがなくなっちゃったりしてますけど、前向きに次のコンテンツを考えていけば、近い将来に夢は実現すると信じてます。叶えられるメンバーですしね。つづけることと腐らないことが大切なんじゃないかな。

佐野 新しいことに挑戦しつづけたいよね。エンターテイナーとして、ファンの方ありきの僕らなので。飽きられたら終わり、っていうか。どんどん違う一面を魅せていきたい。

吉田 「この5人がやってるM!LKだから好き」って言ってもらえるように、コアの部分も見失わずにいたいです。僕はバンドもよく聴くんですけど、「このときのアルバムは好きだったけど、今はちょっと……」みたいなことがあるんですよ。

佐野 そういう人もいるよね(笑)。

吉田 うるせえな(笑)。でも、実際はそういうことばかりだと思うんです。だからこそ、芯の部分を持ちつづけなければいけないなって。そのためには、メンバー間のコミュニケーションやスタッフさんとの垣根のない会議も大事ですよね。

回り道も無駄じゃなかった


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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