M!LKインタビュー――“誰かの人生を豊かにするグループ”その目標に向かって高め合える5人

2020.7.1


回り道も無駄じゃなかった

――正直なところ、メンバーが減るタイミングで解散を選ぶこともできたと思うんです。何度困難に直面しても、くじけることなく“つづける”という選択をするのはすごいな、と。

塩崎 僕にとっては、そんなに難しい決断ではなかったですね。5人で話し合ったときの雰囲気でも、「いけるな」っていう希望のほうが大きかった。

吉田 俺も「辞めるわけなくね?」って感じでした。オーディションに受かってスターダスト(プロモーション)に入って、芸能界で生きていきたいって思って、EBiDANの中でたくさん揉まれて。せっかくM!LKというプロジェクトを任せてもらえたわけだし、途中で投げ出したくないんです。「やってみて」って言われたことは、成功するまで諦められない気質なので(笑)。

――曽野さんはいかがですか。

曽野 自分から辞めるっていう選択肢は、一切なかったです。自ら望んでオーディションを受けさせてもらって、M!LKに入りましたし。ふたりの卒業は、今までの自分を振り返るチャンスをもらった感じです。

山中 僕も直感的に「つづけたい」と思いました。まだ終われないなって。ふたりが卒業すると聞いたときは、悔しさみたいなものもあったので。もっとM!LKを盛り上げたいし、もっと輝きたい。こんなもんじゃねえぞって思ってます。

――佐野さんは、なぜ“つづける”という選択をされたのですか。

佐野 冷静にこの4人が好きだからですかね。

吉田 確かに。それは、でかいわ。

佐野 メンバーって家族でも友達でも仕事仲間でもない難しい関係性なんですけど、やっぱり愛がなきゃいけないと思うんです。二人三脚で生涯を共にする人たちなんで。5人で行けるところまで行ってみたいし、何よりこの5人でずっと一緒にいたいんです。

――活動開始から5年経ったわけですが、M!LKの現状に対してどのように感じていますか。

山中 僕と曽野は研究生から入ったので、やっとライブで余裕が出てきた感じです。これからだなって思ってるんですけど……。

吉田 ぶっちゃけていいですか。めっちゃ悔しいですよ。元の体制がよかったというわけではなくて、違う道を進んでいたらもっとたくさんの方にお会いできたかもしれない、もっといろんな景色を見れたかもしれないと思う気持ちはゼロじゃないので。

佐野 正直、焦る気持ちもあります。M!LKを始めたころは、5年後ってアリーナライブしてる気がしてましたもん。

吉田 どうしようもない理由で回り道をして、一直線に進んでいけないのは正直悔しい。でも、僕は焦ってないです。この5人なら、一気に加速できると信じてるので。

佐野 今のM!LKになって、やっと地に足がついた気はするよね。何度もメンバーの卒業や加入があってグループが不安定だと、ファンの方もついていけないって思う部分もあるし。「Winding Road」の歌詞に「何度目の回り道か わからないくらい時間を重ねた」ってありますけど、「何回、回り道するんだろう」って僕もしょっちゅう思ってました。でも今は、その回り道も無駄じゃなかったって思えてるから。ここからようやく進めるので、ファンの方たちにも安心してついてきてほしいです。

吉田 他者のせいにはできないけど、ようやくピースがそろった感じはするよね。

――吉田さん、佐野さんと同じく初期メンバーの塩崎さんはいかがですか。

塩崎 僕は悔しさより焦りのほうが強いですね。7人体制になったときに意識は変わってましたけど、それまでは少しラフな感覚でやってた部分も否めなくって。幼さに甘えてがんばってこなかったから、悔しく感じないのかなっていう部分もあります。今年は20歳になるし、がんばり時ですね。

曽野 今の話を聞いて、身が引き締まりました。M!LKっていうすごいグループに入らせてもらえて満足しちゃってたとこがあるんですけど、もっと俺自身ががんばらなきゃ。

誰かの人生を豊かにするグループを目指して


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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