「原因は自分にある。」インタビュー――アイドルシーンを刷新していく可能性を秘めたEBiDAN最年少グループ

2020.6.27

(写真左から)小泉光咲、武藤潤、大倉空人、桜木雅哉、長野凌大、杢代和人、吉澤要人
文=坂井彩花 写真=関 竜太


ボカロ以降を感じさせるピアノロックと哲学的な歌詞を強みに、アイドルシーンを刷新していく「原因は自分にある。」。写真撮影や移動のときには無邪気にじゃれ合い、インタビューのときには大人びた表情を覗かせる彼らには、正直クラクラさせられた。

BATTLE BOYSとして鍛え上げられてきたプロ意識は、2019年10月デビューとは到底思えない。EBiDAN最年少グループとして幼さも残る彼らだが、腹の内では大人びた視線で未来を見据えていた。

※本記事は、2020年4月25日に発売された『クイック・ジャパン』vol.149掲載のインタビュー記事に加筆・修正をしたものです。


“アイドルだから”ってなめられたくない

――そもそも原因は自分にある。って、どういうグループですか。

長野 お客さんに衝撃を与えられるグループだと思ってます。いろんなジャンルの曲があるし、リードトラックも毎回違うアプローチにチャレンジしてる。誰にも想像できない進化を遂げていくのは、僕たちの強みだよね。

杢代 ピアノロックを表題曲にして、バキバキに歌って踊るボーイズグループって珍しいと思うんですよ。しかも、シンガーソングライターの方がやってそうな、おしゃれな曲調。でも、それだけじゃなくザ・アイドルみたいな曲もやってますし。シングル1枚を取っても、メインとカップリングでいろんな僕たちを楽しんでもらえるはず!

――ボカロ以降の影響を感じさせる楽曲は、原因は自分にある。の大きな特徴のひとつですよね。

小泉 性格がバラバラなのも強みだよね。一人ひとりの個性が強いからこそ、皆さんを楽しませられるというか。メイキングとか見て、自分のタイプな人を探してほしいな。

杢代 あとは、若さ! 一番下は何歳だっけ?

桜木 中3。

杢代 この春から中3ですよ? それで上が、30(笑)?

武藤 上過ぎや(笑)!

杢代 18歳だよね(笑)。楽曲は大人っぽいものも多いんですけど、実際はうるさいガキしかいないんですよ。若さやギャップも、僕らの魅力になってるんじゃないかな。

原因は自分にある。「原因は自分にある。」Music Video

――確かに。MVを拝見してから年齢を確認したので、とても驚きました。とても大人っぽく見えたのですが、表現で参考にしていることってあるんですか。

大倉 そろえることを意識するために、曲を色でたとえたりしてます。

長野 最近は色だけじゃないよね。なんて説明すればいいんだろう……風景?

武藤 物とかになったよね。ろうそくの火、とか。

杢代 そういうものにたとえて、意識を統一させたりしてます。デビュー前らへんからやってるよね。

――皆さんはBATTLE STREETとして活動していた時代もあると思うのですが、原因は自分にある。としてデビューしてから、それまでと変わったと感じることはありますか。

長野 BATTLE STREET時代はデビューを目指してる感じだったんですけど、デビューしてからは「大きいステージに立ちたい」って気持ちに変わりました。

小泉 夢が広がったよね。大きく言えば、ドームツアーに少し近づいた感じ。

大倉 俺はどうやったら6人を活かせるか考えるようになりました。以前は「自分がこうしたい」「自分が前に出たい」って思いばかり先走ってたんですけど、グループの中の自分を意識するようになったというか。ここでボケたら杢代がツッコんでくれるかなって考えたり(笑)。ブログでもメンバーとの写真や出来事を盛り込んで、6人の知られてない魅力をもっと伝えたいと思って。原因は自分にある。のいいところを、もっと皆さんに届けたいと思ってます。

――昨年デビューにしたばかりなのに、パフォーマンスのレベルも高いですよね。

長野 “アイドルだから”ってなめられたくなかったんです。パフォーマンスは昔から大事にしてましたし。それに、僕らは自分たちより活躍してる人を常に見てるので、今の自分たちには全然満足してないです。まだまだだなって思う部分も多いので、もっともっと上に行きたいですね。

杢代 ワンマンライブもやってないから、僕らは自分たちにお金を払ってくれる人がどれくらいいるかわからないわけですよ。フリーライブはやってるけど、あれは結局無料だし。お金をいただくライブをするようになって、ようやく自分たちの実力がちゃんとわかるような気がしてます。

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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