Netflix配信中の『アンという名の少女』は、原作『赤毛のアン』に現代的解釈を大胆に加えた作品。『はぁって言うゲーム』の作者でライターの米光一成によるシーズン2の各話レビュー最終回。今週からシーズン3に突入します。
【関連】賛否両論を巻き起こしたNetflix『アンという名の少女』シーズン2はどうなる?
『アンという名の少女』全話レビュー・あらすじまとめ/記事一覧
シーズン3を観る上で
『アンという名の少女』シーズン2第10話(最終回)「この世界に増大する善」、そしてつづけてシーズン3がNHKで放送開始。
「つづく!」的なクリフハンガー要素がなく、ちゃんと終わっているのがシーズン2だ。
シーズン3は、「えええ、ここで終わり!? カクウェットちゃんは!?」ってクリフハンガーで「つづく!」のだ。カクウェットちゃんというのは、先住民のミクマク族の少女。シーズン3の第1話で、アンと仲よくなるシーズン3の重要登場人物。
原作にはまったく出てこないキャラクターで、ドラマオリジナルの大きなうねりとなるパートだ。
先住民族との関係をハードに描く部分は、シーズン3のラストでも解決しない。
しかも、『アンという名の少女』はシーズン3で、NetflixとCBCはシリーズ打ち切りを発表している。シーズン4制作の嘆願運動が起こっているが制作される気配はない。
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