『ドラゴン桜』は藤井遼の成長物語だった!泣いた、笑った、応援した。ありがとう、桜木先生と教え子たち

2021.6.28
日曜劇場『ドラゴン桜』(最終話より)(C)TBS

文=米光一成 編集=アライユキコ


日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS夜9時〜)6月27日、ついに最終回(第10回)を迎えた。最終回予告の「最強助っ人登場!」にSNSは「誰?」「もしかして山P」など大いに湧いたが、蓋を開けてみると、これ以上ないサプライズの連続だった。こんなもやもやした時代に、心の底から若者たちを応援できるドラマの爽快さよ! 各話レビューで東大専科に伴走した米光一成の最終回レビュー。

【関連】山Pやガッキーたちが活躍した2005年版『ドラゴン桜』の見どころ解説

素直に拍手を贈りたい

『ドラゴン桜』最終回、強力助っ人すごかったねー。

まずは、東大2次試験直前の最後の追い込みの助っ人として、小林麻紀(紗栄子)、緒方英喜(小池徹平)、奥野一郎(中尾明慶)の元教え子3人が登場。
2005年版『ドラゴン桜』で東大を目指してがんばった3人がやってきて、べたづきで勉強を教えてくれるとは! いいなー。

こうなってくると、矢島勇介(山下智久)香坂よしの(新垣結衣)も出てくるの!?と期待に胸ふくらむ。
しかも、テロップで「助っ人第1弾登場」って出てくる。第1弾ってことは第2弾があるってことだから、そうなるともう山P&ガッキーしかないではないか。

そして、2次試験本番。
誰が合格して、誰が落ちるのか。

今回の『ドラゴン桜』は見事なまでにスッキリ痛快エンタテインメントなので全員合格もあり得ると予想したが、そこは見事に裏切りながらも、しっかりスッキリ痛快エンタテインメントに落とし込んでいて、素晴らしかった。
予想は外したが、素直に拍手を贈りたい。

『ドラゴン桜』は東大合格を目指す物語なので、クライマックスが受験シーンになる。

受験は、それぞれが別々の席に座って、しゃべることも移動することもできないので盛り上げるのが難しい。
にもかかわらず、瀬戸輝(高橋海人)、岩崎楓(平手友梨奈)、早瀬菜緒(南沙良)、天野晃一郎(加藤清史郎)、藤井遼(鈴鹿央士)、小杉麻里(志田彩良)、原健太(細田佳央太)、東大専科のメンバー7人それぞれにしっかり見せ場を用意し、さらに東大専科練習生の小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)もばっちり活躍する展開!

東大合格した岩崎楓(平手友梨奈)の次なる目標はオリンピック/日曜劇場『ドラゴン桜』(最終話より)(C)TBS
岩崎楓(平手友梨奈)の強い眼差しにまた会いたい/日曜劇場『ドラゴン桜』(最終話より)(C)TBS

一番変わったのは藤井じゃないか

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