チョコレートプラネットの狂気
ほかにも、「しつこい」というワードが似合う芸人がいる。チョコレートプラネットだ。その代表とも言うべきネタは、ジャルジャルと同じようにキングオブコントでも披露された「密室ゲーム」。
何者かに監禁された松尾が「どこだ!?どこだって聞いてんだよ!どこだ!?どこだ!?オイ!どこだよ!」「誰だ!誰だよ!誰だ!?誰だよ!教えろ!誰だよ!誰なんだ!?」と叫びつづける狂ネタだ。
ガラスが割れるような松尾のハイトーンボイスから繰り出されるリフレインは脳に直接ダメージを与えてくる。特筆すべきは松尾のリフレインだけでなく、長田の「オイ!聞け!聞け!言ってる!言ってる!」というツッコミがその中毒性をさらに増幅させている。
テスト中に長田の私語を松尾がひたすら「静かにしろ」と注意するネタ「静かにしろ」は、序盤は私語を注意するだけだったのに、後半は松尾自身が机を叩いた音にすら反応し取り憑かれたように「静かにしろ」を連呼している姿がもはや狂気。ひとつのフレーズをどれだけ飽きさせないように幅を持たせるか、チョコレートプラネットはその膨らませ方が本当にうまい。
ハリウッドザコシショウはパワータイプ
そして「しつこさ」を語る上で忘れてはならないのが、ハリウッドザコシショウ。その存在自体が狂気と言っても過言ではない。チョコレートプラネットやジャルジャルがしつこさに幅を持たせるテクニックタイプだとすれば、ハリウッドザコシショウは己のしつこさを本能のままに押しつけてくる圧倒的なパワータイプ。
YouTubeチャンネルで投稿されている「サブリミナル効果」と「福山雅治(ザコシショウの誇張しすぎたものまね研究所 #33)」は、もはや「ネタ」というよりも「人体実験」の類に近い。観ていると確実に頭がおかしくなり、自身が抱いているおもしろさの概念が覆される。

恐ろしいのはどちらも今日に至るまで「何本も投稿されつづけている」ということ。福山雅治のモノマネは1年以上前から、「サブリミナル効果」に至っては最初の投稿が「2010年」。異常としか言いようがない。「やりつづけること」の重要性と怖さをまざまざと見せつけてくれる。
ジャルジャル、チョコプラ、ザコシショウ、情報の波に押しつぶされそうな現代だからこそ、脳内を同じワードでいっぱいにしてみてはいかがでしょうか。
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