KMNZ、星乃めあ、レオタードブタとヤギ・ハイレグ……サブスクで楽しみたいVTuber10組を紹介、サブスクの利を考察

2020.7.4

SALLA.R〜幼い少女の興味のその先

Stand by Me (Cover)

チャンネルにある動画では、家の中に閉じ込められる謎の状況に置かれていた女の子、SALLA.R。1944年生まれ、北欧から現在の日本にやってきて(ここもどうなっているのか不明)、最近はかなり生き生きと楽しそうに暮らしている。彼女のアップしている音楽は『ロマンスの神様』など妙に懐かしい曲のカバーが多め。
幼い声で楽しそうに歌う彼女、アーティストというよりは「子供が意味もなく、なんとなく突然歌い出しちゃう」というノリなので力を抜いて聴くことができる。配信サイトでは彼女の趣味が詰まったカバー曲アルバムを聞くことができる

江戸レナ〜和風で今風なポップスシンガー

【M/V】PRINCESTA-江戸レナ EdoLena (project by TUBERISE!)

江戸レナは現世にタイムスリップしてきた姫VTuber。かなり積極的にオリジナルの音楽活動を行っている彼女、曲調は洋楽の影響を感じさせるポップスをベースに未来感覚を混ぜ込んでおり、そこに三味線や琴など和風の音を交えていく独特なスタイル。最近新しい3Dモデルを手に入れ活動はさらに活発化。流暢な英語と高い歌唱力で人気を伸ばしつづけている。

八月二雪〜VTuber音楽文化の牽引者 

八月二雪-夢幻 (Particle Live Clip)

VTuberが話題になり始めた2018年の初頭から「VTuberでオリジナル音楽をやる」「バーチャル世界の中で歌を聴いてもらう」という技術的な革新も含めた活動を始め、3周年に入ったふたりユニット。ちょっとダウナーな歌詞をキャッチーなメロディーに乗せ、耳に残りやすい曲を精力的に発表しつづけている。
ふたりの活動で特に目立つのは、VRChatを利用したライブやMV。音響や映像など自身たちで新しいやり方を模索していった、VR世界での音楽活動の開拓者だ。また「Particle Music Player」という、再生した音楽に合わせて歌詞や演出が浮かび上がるVRChat内音楽メディアも販売している。

星乃めあ〜パワフルな青髪ポップシンガー

星乃めあ/GROUND-ZERO-Music Video-

疾走感のあるアニソンスタイルのJ-POPを歌いつづけるバーチャル・シンガーの星乃めあ。YouTubeではカバー曲も含めて大量のMVを公開しており、歌唱力・映像共に高く評価され、もりもりと人気を伸ばしているVTuberのひとりだ。配信サイトで聴けるアルバム『START!!』では、バーチャルの世界で前進する決意を表現した曲の数々を、パワーのある声で感じることができる。

高峰伊織〜生演奏も楽しめるジャズミュージシャン 

♪夜色トリップ/高峰伊織【Official MV】

バーチャルJAZZボーカリストの高峰伊織はジャズを中心に活動しているVTuber。大人びたアルトボイスで、有名なジャズナンバーやジャズアレンジの曲、そしてオリジナルソングを多数アップしている。中でも高峰伊織とトマト組のオンラインライブでは、生演奏セッションを披露。昨今はミュージシャンを集めたリモートセッションも行っていた。

サブスクサービスで加速するVTuber音楽

すでに「VTuber」という枠組みは、音楽面では半分融解している。ひとりのアーティストとして扱われ、一般ミュージシャンと共に名前が並ぶことも増えてきた。普通にアニメのエンディングを聴いていたら、実は歌手じゃなくてVTuberだった、なんて例もある。

一方で、バーチャル世界で活動してきたからこそ生まれてくる思想も間違いなく存在する。70年代にパンクロックが当時の社会性ありきで育まれたのと似ているかもしれない。
どちらも大事だからこそレッテルにこだわらず、サブスクリプションサービスでのびのびと発表してほしい。

サブスクで曲を適当に流していたら、気づいたらつながりでVTuberの音楽を聴いていた、なんてことも今後出てくるだろう。歌詞をよく聴いてみたら、バーチャルな世界の話をしているかもしれない。ジャンルの境界線は溶かしつつも、バーチャルな思想がちゃんと形を残せる土壌がサブスク上でできたら、VTuber音楽の発展はさらに期待できる。

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道民ライター。『ねとらぼ』『Mogura VR』などのWEBメディアや、雑誌『コンプティーク』『Vティーク』『PASH!』などで執筆中。マンガ、アニメ、VTuber、サブカルチャー中心に活動中。『仕事のマナー「気がきかない」なんて言われるのは大問題ですっ!』などなど発売中。バーチャルプラットフォーム..

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