「バラエティ観るの大好き芸人」でわかった人気番組と、局別の内訳(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


出演者たちの「言いたい!」があふれていた『アメトーーク!』

バッファロー吾郎A、しずる村上による有料配信「聞く」シリーズの『ガリットチュウ福島に聞く』、今回も濃密な話を聞けておもしろかった! 有料の限定ライブなので具体的なことは書けないけど、ある芸人に嫉妬していて、あることがきっかけで一気にそれが氷解したエピソードに福島の芸人観が凝縮している感じだった。ほかにも驚きと感嘆と気づきの連続。A先生「最初、手塚治虫で出てきたとき、退出しようかと思ったけど(笑)」。

『アメトーーク!』「バラエティ観るの大好き芸人」第2弾。今回も最高の放送! 紹介された番組とその回を全部見ていたので、そうそうと肯きながら見れてよけいおもしろかった! 「(1回目に)俺、なんで呼ばれてないんだろう?」と思ったという(同感!)ノブコブ徳井の発言一つひとつが効いていた。

それぞれのオススメ番組は、アンガールズ田中は厳選した4本、逆に徳井は網羅的に49本もの番組を挙げていて基準がバラバラで、あまり集計する意味はないのだけど、6人中5人が挙げたのが『アメトーーク!』と『全力!脱力タイムズ』。

『アメトーーク!』「バラエティ観るの大好き芸人」で出演者が紹介した番組一覧(※2名以上が挙げた番組のみ)

4人が挙げたのが『有吉の壁』『お笑い向上委員会』『水曜日のダウンタウン』『ロンドンハーツ』。

3票が『あちこちオードリー』『有田ジェネレーション』『家、ついて行ってイイですか?』『ゴッドタン』『テレビ千鳥』。

2票が『相席食堂』『アナザースカイ』『ガキの使い』『月曜から夜ふかし』『霜降りバラエティ』『にちようチャップリン』『クイズ!脳ベルSHOW』『フリースタイルダンジョン』『ワイドナショー』。ほか、ひとりのみが挙げたのが50本。

複数票を得た20本の局別の内訳は、テレ朝が5本、日テレとテレ東が4本、フジ3本、TBS2本、ABCとBSフジが1本。と、並べてみるといろいろ味わい深い。

『あちこちオードリー』について出川は「MCがオードリーだから」よいと評する。これにパンサー向井も同調し「若林さんの質問力っていうのが1個あるような気がしてて」「悪くは絶対にしないっていう安心感」があると。ゲスト出演経験のある徳井は「打ち合わせがないんですよ。アンケートも書いてない。何もしゃべることが決まってないまま始まるから、オードリーも俺らも裸の言葉が出る」。

Amazon Prime Videoの『今田×東野のカリギュラ』「人間火の鳥コンテスト」(傑作!)にも言及。プリンセス天功がノブコブ吉村に出した採点の低さに本気で憤る田中が可笑しい。徳井「吉村が最強になる瞬間を俺は知ってるんです」「あいつってものすごく長生きしたいし、ものすごく安定感(志向)が強い。だから、絶対に死にたくないし、絶対に事故を起こしたくないんですけど、どこかでスパン!と線が切れたら、もういいやって思うときがある。その瞬間、虹色に輝く」「ぶっ壊れた瞬間が一番おもしろい」。

霜降り明星について向井「せいやのできない部分と粗品のなんでもできる部分。もう霜降り明星が“主人公”すぎて!」と評すと、品川が「しかもあいつ(粗品)、童貞じゃん。もう『少年ジャンプ』」とつけ加える。向井「(『霜降りバラエティ』に)本当におもしろいと思ってるピン芸人を出すんですよ。尊敬してるから。もうマンガなんですよ、ホントに! 主人公気質」。本当にそのとおりで、『M-1』で優勝したあとに制作されたドキュメント『M-1アナザーストーリー』で霜降りの映像に載せたED曲が、RADWIMPSの「週刊少年ジャンプ」。それがめちゃくちゃハマっていた。

「『アメトーーク!』のヤバい瞬間って、台本にないところをしゃべるとき。手震えるじゃないですか。怖いし、ホントは黙ってたい。でも言わなきゃって出た瞬間がおもしろいじゃないですか」と徳井が言っていたが、まさに今回の「バラエティ観るの大好き芸人」はその連続。出演者たちの言わなきゃ!言いたい!という気持ちがあふれ出ていておもしろかった。

『勇者ああああ』はクイズ王企画の「限界しりとり」。マシンガンズ滝沢を「MAXめんどくせぇ!と西堀を捨てた男」とか「文学ゴミ芸人」、すゑひろがりずを「古典芸能舐めてる芸人」と形容したり、今回も切れ味抜群。『アメトーーク!』で挙がらなかったのが不思議。

今日観たい番組:「再放送委員会」「キャプテンタモリ 大航海史」など

『かりそめ天国』(テレ朝)は新企画「再放送委員会」。『川口浩探検隊』が流れる模様。

『A-Studio+』(TBS)には藤田ニコル。

『アナザースカイ』(日テレ)にはアンタッチャブル柴田。コンビ復活の想いを語る、とのこと。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)は「キャプテンタモリ 大航海史」と題して船に乗るタモリの総集編。

『シンパイ賞』(テレ朝)は霜降り明星がロケに初参戦。

『くりぃむナンチャラ』(テレ朝)は「上田ジェネレーション」後半戦。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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