樋口楓〜キャラクター解釈の革新
最近ランティスからメジャーデビューしたにじさんじ樋口楓は、40曲近くのファンメイドソングを本人が歌ってMV化する珍しい活動を行っていた。視聴者はキャラクターとしての樋口楓を捉え、ニコニコ動画などにイメージソングをボーカロイド仮歌でアップ。それを樋口楓が再解釈してMVにするという手法。VTuberは表現としては人間に近いけれども、ストーリーを持ったアニメキャラクター的な見方もしやすいからこそできる音楽スタイルだ。
リアル音楽の可能性の拡大
音楽事務所「447Records」では、VTuberやそれにまつわるアーティストの音楽を24時間流しつづける「447 Music Radio」を配信中。コメントには楽曲のURLが流れてくるので、気になったらすぐ開けるようになっており、VTuber音楽をより広く知ってもらう試みになっている。
VTuberたちの音楽活動は、リアル音楽の可能性の拡大だ。新しい表現をしたいときにVTuberを使えば、今までになかった演出をすることができる。才能があっても表に出せずにいた人たちが、ミュージシャンに、アイドルになれる可能性を「VTuber」は開き始めた。
現在はより多くの人にVTuber音楽を知ってもらい、ライブをより自由にやれるような環境作りをしている試行錯誤段階。1年後にVTuber音楽シーンは、プレイヤーたちの想像力で大きく変わっているはずだ。
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