狩野英孝がヒッチハイクで「激レア体験」。番組史上かつてない激レア回に(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『激レアさん』

激レアさんに狩野英孝、パネラーもカズレーザーとヒコロヒーだったため、珍しく弘中アナ以外全員芸人。

狩野の激レア体験が高校時代の話だと聞いて、すぐにカズレーザーが「高校のとき、トラックで広島まで……」と言い始めると「それそれそれ!」と制す狩野。番組史上初めてのネタバレ。

「夏休み40日間を使って、往復約2000kmにも及ぶ壮大なヒッチハイク旅に出たら運が良すぎて2日で終わっちゃった人」として、高校3年のとき友人と仙台から広島までヒッチハイク旅した話が語られる。

旅立つ前は、途中の東京でスカウトされるかもなどと友人と夢を語り合ったと熱弁する狩野に、若林「スゴいよ、リアルタイムのテンションでしゃべれるね(笑)」。

高1〜2のときもヒッチハイク旅を経験していた狩野は、ヒッチハイクしやすい場所を知っていたという。それがガソリンスタンド。

そこで声をかけると、なんと目的地の広島まで行くトラックが捕まってしまう。たった1時間でゴールが確定。そこで「天和」とたとえるカズが見事。

東京でスカウトされることを夢想していたなら、途中で降りなかったのかと問われ「寝てたからよくわからない」と答える狩野がいかにも狩野。若林「芸能人生は何度か降りてたのにね」「上沼恵美子さんの助手席に乗ってたもんね(笑)」。

結果、帰りもそのトラックに乗車し、38日も巻いて帰宅。だったらほかの目的地を設定して行けばよかったのにと言われるも「でもねぇ、なかったねぇ……」と矢沢っぽい口調になる狩野。

エピソードを解説するパネルも最少記録。放送もわずか15分足らず。若林がつけたラベリングは「ヒッチハイクとオンエア尺が短い人」。

もうひとりの激レアさんも不思議な人で、すぐ終わってしまい、なんだか激レアな回だった。

『ここにタイトルを入力』

オープニングでは、楽屋にいるフワちゃんにスタッフが「ご相談、ご報告がある」と話し始める。フワちゃんと浅草の街ブラロケをしたが、「撮影したデータが全部なくなってしまった」というのだ。

「がんばってなんとかしたんで」と言うスタッフに「大丈夫なの?」と訝(いぶか)しむフワちゃん。前回は「もしも収録をダブルブッキングしてしまったら?」だったが、今回は「もしも街ブラロケの撮影データがなくなってしまったら?」という趣向。

「フワちゃんの浅草のんびりツアー」と題して始まった映像は、街の定点カメラの映像。人混みの中、声がうっすら聞こえ、ど派手な格好をしたフワちゃんの姿が遠くに見える。だからいつも派手な衣装のフワちゃんなのか、と合点がいく。

その後もYouTuberの撮影に見切れている姿や、収録の模様を通行人がスマホで撮った映像、車載カメラの映像など、街中至るところにカメラがある現代ならではの映像を駆使して構成していく。

さらにはリモート会議をしている人の片隅に写り込んでいたり、体温を計るカメラの映像だったり、コロナ以後だからこそのものも。

果てはマジックミラー号っぽいものが出てきたりと、今回もふざけまくり、挑発的で野心に満ちていた。

【関連】オードリー若林、ランボルギーニを手作りした激レアさんにツッコミの嵐

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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