モグライダーともしげが格闘ゲームで才能発揮。ほぼ無表情で相手を叩きのめす(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『有吉ぃぃeeeee!』

格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』最新作の3対3の団体戦モードを使い、3人1チームのトーナメントを実施。チーム分けは、有吉・タカトシの「有吉ぃぃeeeee!」チーム、田中・やす子・高田秋の「卓志ぃぃeeeee!」チーム、オダウエダ・ニシダの「お笑い新世代」チーム、そしてザ・マミィ酒井・モグライダーの「今旬芸人」チーム。

ここで意外な才能を発揮したのが「意外と僕より全然強い」と芝に紹介されたともしげ。1回戦の「有吉ぃぃeeeee!」チームとの対戦では、トシが酒井、芝に連勝してあとがなくなるも、ともしげは驚異の3人抜き。

さらに決勝でも同様の展開で優勝。ほんのりと微笑みを浮かべたまま、ほぼ無表情で相手を叩きのめすともしげに“怖さ”すら感じる。「僕も格闘ゲームでご飯食ってたとき、あったんで」とともしげ。プロゲーマー的な過去があるのかと思いきや「格闘ゲームで友達から勝ったらバーミアン奢ってもらったりとかしてたんで」。

選抜チームでオンライン対戦を行っても、勝利するともしげ。有吉「すごい男が現れた!」

あと「防弾チョッキぃぃー!」という新ギャグ(?)を引っさげて果敢に戦ったやす子も印象的だった。

『激レアさん』

今回の激レアさんは「サッカーのFIFAクラブワールドカップに意地でも出るために、あらゆる海外チームを渡り歩く不屈の男」としてマツモトさん。サッカーの実力はありながら、何度となくケガに見舞われ、選手生活よりもリハビリ期間のほうが長いほど。世界で活躍したいと思った彼だが日本代表になるのは実績もなく不可能。ならばクラブW杯を目指し「穴場」のオセアニアのクラブチームに入ることに。

不気味なほど淡々とポジティブな言動をしつづけるマツモトさんが、そこはかとなく可笑しい。極めつけはニューカレドニアのヤンゲンに行ったときのこと。藁の家に住むようなところで、チームメイトの職業の多くは狩人。「手前ヤンゲン」「奥ヤンゲン」「外ヤンゲン」があるなどと説明するのがおもしろい。

「外ヤンゲンはヤンゲンじゃないでしょ!」とツッコむ小峠。さらには「中ヤンゲン」という地名が出てきたりし、それをおもしろがって若林が「都会ヤンゲン」「空港ヤンゲン」などとヤンゲンの活用をし始める。小峠「それはヤンゲン空港だろ!(笑)」。

このチームでついにクラブW杯に出場を果たしたマツモトさん。しかし、その後、失明を負う大怪我。少し目線に違和感があると思っていたらそういうことだったんだと合点がいった。

それでも、まだクラブW杯に再び出場することを諦めないマツモトさんは不屈の意思で復活へ。最初は笑って観ていた感じだったけど、本当に凄まじい人だった。


『有吉クイズ』

どぶろっくの新曲クイズが相変わらずくだらなくて最高。それに正解して心底うれしそうな有吉。

吉住のプライベートクイズでは「選挙ポスター撮影」。これに「なんでそんなことをするんだ」みたいなツッコミよりも「俺もやりたい!」という反応になるのがこの番組らしい。

特に前のめりに「撮りたい」と言っていた有吉はどんなタイプのものにしたいかを聞かれ「やっぱまじめにやりたいですね。奇をてらった感じは絶対嫌です」。この答えがいかにも有吉。

明日観たい番組:『空気階段の空気観察』『ぺこぱポジティブNEWS』がコラボSPなど

『あちこちオードリー』(テレ東)に、井上咲楽、ニューヨーク。

『お笑い実力刃』(テレ朝)漫才協会SP。

『キョコロヒー』(テレ朝)「勝俣州和の差し入れ術」後編。

『Around the Corner 曲がり角のところで』(フジ)明日のアー、高崎かなみ、宮崎夏次系。

『まんが未知』(テレ朝)酒井健太×高橋伸輔。

『空気階段の空気観察』『ぺこぱポジティブNEWS』(テレ朝)がコラボSP。

『紙とさまぁ~ず』(テレ東)に、上白石萌歌。

『浦沢直樹の漫勉neo』(Eテレ)に、新井英樹。

【関連】オードリー若林、ランボルギーニを手作りした激レアさんにツッコミの嵐「少年の心のエンジンが12気筒の人」


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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