BE:FIRST、初ワンマンに密着。SKY-HI「我々は違いを見せつけないといけない」【『BE:FIRST Gifted Days』レポート#7】



『THE FIRST』の仲間たちと久々の再会

第2部を控えた束の間の休息時間に、「BE:FIRSTのメンバー、(控え室から)外に出てもらっていいですか?」とスタッフから声がかかる。メンバーを待ち受けていたのは、SKY-HIの母親から届いたという謎の白い箱。そのフタをSOTAが開けると、ワンマンライブを祝うケーキが収められていた。BE:FIRSTのロゴが入ったマカロンなど、豪華な装飾が施されたケーキに「写真を撮りたい」「ここも食べられるのかな」とはしゃぐメンバー。SKY-HIも「ライブが終わったあとのご褒美だね」とうれしそうに微笑んだ。

楽屋では、自ら進んでRYOKIをマッサージするSKY-HIの姿もあった。「疲れてるとここ痛いでしょ?」と話しながらRYOKIの足をマッサージするSKY-HIは、自身がアーティストとしてされてうれしかったことをメンバーに還元しているかのように見えた。

第2部を前にして、『THE FIRST』でオーディションを共にした面々(SHOTA、REIKO、TAIKI、シュンスケ、ナオキ)が控え室に到着。5人を出迎えたSKY-HIは、一人ひとりにハグをしていく。BE:FIRSTのメンバーも懐かしい顔が勢ぞろいし、思わず笑みがこぼれた。

SKY-HI「我々はすべてを変えるため、革命を起こすためのライブをやる」

第2部直前、ステージ袖で円陣を組みながらSKY-HIは話を始めた。

「こういうときは意外と夢見がちなので、もう一度引き締めて。ただのデビューライブではなくて、我々はすべてを変えるために来た。革命を起こすためのライブをやるので、違いを見せつけないといけない。観に来てくれた仲間への恩返しは“俺たちとんでもないぞ”ということを見せてあげることが、まずは何よりも大切だと思う。革命を起こしましょう」

そして、いよいよ第2部が開幕。1曲目「Gifted.」のパフォーマンスを見つめる『THE FIRST』参加者の面々やNovel Coreは、マスク越しながら圧倒されていることがわかった。第2部のライブ終了後、SHOTAとNovel Coreは涙を抑え切れずに目頭を押さえていた。

BE:FIRST / Move On -Live from “FIRST” One Man Show -We All Gifted.-

そして、初ワンマンライブの2公演を見届けたSKY-HIは、平静を装いながら今の胸の内を次のように明かした。

「素晴らしかったことはいっぱいあるんだけど、最後の『Shining One』がすべてかな。これでやっと次に進める。いろいろと見えました。これは行くとこまで行くしかない」

SKY-HIはBE:FIRSTのメンバーを出迎え、ハグをしながら言葉を交わしていく。SOTAに「完璧だった、最高だ」と声をかけ、LEOには「今日は泣いてもいいよ。次の審査内容は明日発表するから」とおどけてみせた。最終的にはLEOの「社長を上げようよ」という声により、その場にいたメンバーでSKY-HIを胴上げし、『“FIRST” One Man Show -We All Gifted.-』は締め括られた。

MANATO「ひとつの物語のようなライブでした」


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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