おぼん・こぼん、ダウンタウンと初対面。腕組み登場するも「最優秀話題賞」受賞ならず(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『お笑いアカデミー賞』

「最優秀福男芸人賞」は47人の芸人が参加。

まず収録開始前、最後まで喫煙所にいた人が失格ということで、マヂラブ村上が喫煙所に閉じ込められる。『水ダウ』のドッキリでも見せた奇妙なマスクのつけ方が気になる。

松本がランダムにロープを引き、吊るされた金ダライが頭上に落ちてくれば、芸人として運がいいということで予選突破となるが、その10人に選ばれたのが、ゆりやん、オードリー春日、草薙、鬼越・坂井、パンサー尾形、さらば森田、Aマッソ村上、もう中、見取り図・盛山、フジモンというとてもいいメンバー。

つづく「熱々あみだくじ」では、色つきの熱々のローションが落ちてくるのだが、あみだくじを辿っていく画がとてもテレビ的でおもしろい。ここでローションをかぶったのは春日と尾形。やはり、持ってるふたりが選ばれる。

最後は2択のゲームに3連勝したほうが勝ちの「福引3連チャン」。これに勝利したのが尾形。見事「最優秀福男」に。

そのプレゼンターとして登場したのが「ミスター福男」出川。出川vs尾形のエキシビジョンマッチが行われることに。「こんなゲーム30年以上やってきてるんですよ!」と意気込む出川だが、あっさり尾形に敗北。まったく汚れることなく終わり、出川「あーー、チクショー、どうしちまったんだ、俺ー!」。

大人数の芸人がわちゃわちゃと体を張るゲームに挑戦するのをテレビで観るのは久々。やっぱり楽しいし、何よりやってる芸人が楽しそう。

ほかにも「最優秀かくし芸賞」に選ばれた宮下草薙の中国雑技がスゴかったり、「最優秀バズりゲーム企画賞」を受賞した、まったく無名の芸人「あむあむWORLD」すたみなによる『スリル』で盛り上がったりと見どころ多数。

最後は「最優秀話題賞」。空気階段、ヒコロヒー、Aマッソがノミネート。さらに「もうひと組いる」と登場したのが、おぼん・こぼん。ダウンタウンとついに対面。ナイツも付き添いのようなかたちで参加。

当然、おぼん・こぼんが「最優秀」に選ばれると思いきや、プレゼンターが名前を呼び上げたのは「空気階段」。本人たちも「え?」と困惑。

ナイツ塙が「おかしいでしょ! 完全に俺たちだと思ってた!」と抗議。おぼんも「これは誰が決めたん?」とすごんで見せ、すかさず塙がこぼんにおしぼりを手渡す。こぼんは「誰や!」と言いながら、フロアのスタッフにおしぼりを投げつける。流れるようなチームワークが美しかった。

『明石家サンタ』

例年以上の豪華賞品と紹介されて始まった今回、最初につながったのは24歳女性。縁切り神社に行った直後に会社から縁を切られたという話で「合格」。が、プレゼントパネルでは「ハズレ」を引き当ててしまう。八木「凄まじい、縁切りの力!(笑)」。

そのあとも、声が色っぽい60代やサーフィン中サメに噛まれた男性、番組で使われている「おめでとうクリスマス♪」の歌を歌う山野さと子など、個性的でいいエピソードかつ適度な長さのトークでテンポよく進んでいく。

サーフィンの男性にはサーフィングッズを当てたり、『向上委員会』枠の空気階段もぐらが村上ショージのトラの絵を当てたり、番組上のプレゼントくじ運も最高。

が、後半は番組マニアのお約束の流れを繰り返す冗長なトークがつづく。そんななか、終盤につながったのは、50代の明るい女性。おかしなテンションにツボにはまる八木。

彼女のエピソードは、実家に帰ると家がなくなって更地になっていた、しかもすでに母は亡くなっていたがその連絡がなかった、妹が借金を抱えていて勝手に墓まで売っていたという事件性がありそうなシリアスな話。話もスゴいが、それをひたすら明るく話すのもスゴい。

最後、残り3分ほど。短いエピソードトークが求められるなか、つながったのは山形弁が強い男性。まったく話している内容がわからない。何度も「え?」と聞き返しているうちに、たまらず「クァ―」とさんまが笑いエピソードなしで合格に。

後半の停滞した時間はあったものの、前半と終盤がとてもよく、終わってみると満足感のある年だった。


明日観たい番組:『ドリフ&志村けんの年末爆笑コント祭り!』『志村けんとドリフの大爆笑物語』ほか

『国民5万人がガチ投票!テレビゲーム総選挙』(テレ朝)に爆笑問題。

『ドリフ&志村けんの年末爆笑コント祭り!』(フジ)。

『志村けんとドリフの大爆笑物語』(フジ)に山田裕貴、勝地涼、加治将樹、松本岳、ムロツヨシ、金田明夫、渡辺いっけい、宮崎美子、遠藤憲一。

『M-1グランプリ2021 アナザーストーリー』(テレ朝)。

『笑神様は真夜中に…』(日テレ)にマヂラブ野田、Snow Man深澤、でんぱ組.inc古川。

『芸人報道1時間SP』(日テレ)に田村保乃、マヂカルラブリー、鬼越トマホーク、Aマッソ、しずる。

『もう中学生のおグッズ!×NEWニューヨーク』(テレ朝)「キングオブキング」「東京スカイツリータウンのおグッズを調査」。

『ホリケンのみんなともだち×ぼる塾のいいじゃないキッチン』(テレ朝)。

『まんが未知×野田レーザーの逆算』(テレ朝)「こち亀逆算」「俺の○○漫画3選逆算」。

『岸辺露伴は動かない』(NHK)「ザ・ラン」高橋一生・主演。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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