からし蓮根・青空のラップを千鳥が絶賛。アンジャッシュ児嶋も「泣きそうだったけど耐えた」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『クセがスゴいネタGP』

友近が12歳の歌うま小学生・宇都宮聖とコラボ。

スナックに訪れた宇都宮が「流し」として五木ひろしの「夜明けのブルース」を歌う。「いい子見つけたわ」と微笑む友近ママ。子供が友近ワールドに巻き込まれている! 「新シリーズの始まりかも」「つづきが気になる」とノブが言うこのコントが今回のグランプリに。

同じく歌うまキッズ北本莉斗とコラボしたのは、「とろサーモン久保田のライバル」と紹介されたからし蓮根・杉本青空。北本の歌う「WHITE BREATH」に得意のラップを乗せる。

今回は「北木島から来た鬼が~」と大悟についてのラップ。「ゴールデンに憧れた千鳥 手のひら返し担がれた神輿 『いつだって狙われるもんより狙うもんの方が強い』と言い聞かす」とリリックを響かせる。特に「志村うしろ 振り向くと大悟」「大悟うしろ 聞こえるまたどこからか 見守ってるぞ バカ殿様が」のあたりが最高。

さらに終盤には「大悟さんに押される太鼓判 大誤算なく刺激する第六感 これが大悟の醍醐味」と怒涛のライム。そして最後に「時代錯誤のアウトロー 未来と覚悟背負った男の業 ぶっきらぼうでも筋通す 今日もグラスに注ぐ ソーダと麦焼酎」と締め括る。

これに「恥ずかしいねん!とか言ってたけど……めちゃくちゃうれしかった」と素直に喜びつつ「忘れてた、わし。島から出てきたこと」と大悟。ゲストのアンジャッシュ児嶋「泣いたら意味わからないから耐えたけど、本当に危なかった。俺泣いたらわけわかんないじゃん(笑)」。

『アウト×デラックス』

伊集院光がオススメする「アウト」として、“昭和にとりつかれた男”半田健人が登場。が、まず伊集院とマツコの共演というのが珍しい。

一度ラジオで共演した際は、声がそっくり過ぎて、「そう!」とか「違う違う」のような短いフレーズだと、どちらが言ったかリスナーが判別できなかったという。

時に野口五郎化、時に藤岡弘、化している半田健人がスタジオに登場してくるなり「あれ、こんなにヤバそうな人だった?」と初共演のマツコ。久々に会う矢部も「全然変わった」と驚き、その独特な空気を感じ取るふたりに、伊集院「ふたり共お目が高いとしか言いようがない」。

伊集院は半田健人について「昭和30~40年代にものすごく熱い」「昭和の電車、建物の話にいっちゃうと止まらない」などと解説。初対面で「(電車の)モーターとエンジンのロマンの差を教えたい」と熱弁したエピソードなどを明かす。半田自身も「水回りって一番建築物の年代の特性が出やすいんですよ」などと饒舌に語っていく。

番組の流れからか、マツコが半田の話の圧に怖がってしまい距離を取る感じになったのが残念だった。半田は昭和歌謡にも詳しいし、その趣向はマツコと合うはずだから、『マツコの知らない世界』とかで歌謡曲についてじっくり語り合ってほしい。

明日観たい番組:『かまいガチ』1時間SP!思い出の「下積みメシ」を食べながら当時を振り返る

『かまいガチ』(テレ朝)1時間SP「オレの下積みメシ」。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)にくっきー!、コウメ太夫。

『マツコ会議』(日テレ)にU字工事。

『千鳥かまいたちアワー』(日テレ)に水卜麻美。

『ゴッドタン』(テレ東)「アンガールズ田中の勝手にお悩み先生」。

『久保みねヒャダこじらせナイト』(フジ)にヒコロヒー、Aマッソ加納。

『1万人の第九』(TBS)に粗品。

『人生最高レストラン』(TBS)に朝日奈央。

『私の岸辺露伴語り』(NHK)高橋一生、内田理央、小林靖子、さやわか。

『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK)前編。主演・平手友梨奈。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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